183系+クロ157お召編成を整備 渋谷運転会用
2021/12/26(日)に行われる公開運転会に向けて車両を整備します。
この公開運転会は年2回ほど渋谷で行っていて近所の”電車好き”の子供達にも好評になってます。もちろん大人の方も大歓迎なんです。この運転会にはテーマがあって、走行させる車両は一応「渋谷(渋谷区)を走ったことがある車両」ということになってます。(そうでない車両でもOKですが)大人の方は「こんな車両も渋谷を走ったことがあるんだぁ〜」なんて見方で見学して下さっています。
今回は手持ちの車両から「183系1000番台+クロ157系」のお召し列車を走行させるべく整備します。
この183系お召編成は、1970年代後半に田町に配備された183系1000番台のうち臨時白根などに用いられた7両編成「TcM'MTsM'MTc」のTsのところに「クロ157」を組み込んだ編成だったようで、伊豆や那須の御用邸に向かわれる際に使用されていたようです。原宿駅横の専用ホームから山手貨物経由で各地に向かったことでしょう。当然渋谷駅横も通過したはずです。
クロ157
KATOの157系お召編成から臨時に編入。以前動画でもアップしましたが室内塗装と人形を配置して「偉い人」が乗車されています。
183系1000番台
KATOの旧製品183系1000番台、DCCフレンドリーでもない銀色の屋根仕様。今回は先頭車をFL12でDCC化、M車をLoksound5 microでDCCサウンド化します。またヘッドマークもお召編成用に自作しました。
お召し仕様ヘッドマークの自作
ネットで183系お召編成の画像を検索してみると183系のヘッドマークがオレンジ?もしくはクリーム?のような色の一色になていました。オレンジ色なのかなとも思ったのですが、多分特急色のクリーム4号なのだと思われます。写真でオレンジ色に見えたのは光の加減と撮影されたフィルムや写真をデジタル化した時の色調の具合かと思われます。クリーム4号はRGB値で(207,172,132)ということですから、この値でプリントします。
使用するのは透明ラベルステッカー。これをヘッドマークフィルムの大きさ程度に調整してプリントしました。
ライトユニットは旧製品の電球だったので、FL12に直接白色LEDをつけてライトユニットスペースに押し込んであります。ヘッドライトに行く光源部分にだけ絶縁テープを貼って電球色っぽく光るように調整しました。
印刷したシールを早速車両に取り付けます。ライトをつけるとうっすらピンク色になってしまいました。ライトを消すと良い感じなのですが、ピンク色はちょっと変ですね〜、う〜ん。テールも光らせてみると、こちらもうっすらピンク色になってしまっています。
白色LEDとは言ってもその光は少し青味がありクリーム色を光が透過するとピンク色が目立つのだろうと推測。透過光を少なくする作戦にします。
白色ラベルステッカーでもプリントしそれを先程の上から貼り付けました。
先ほどよりは大分マシになったかなと思います。
考えてみると国鉄時代は昼間はヘッドライトは点灯していなかったはずなので、先頭車はこのままヘッドライト点灯せずにOK、最後尾車はテールは点灯させるのでマシになったこの状態でOKとすることにします。
FL12ヘッドライト用デコーダーの設定を変更する
国鉄時代の車両は昼間の走行は「ヘッドライトなし+テールライト点灯」ということで、FL12ヘッドライト用デコーダーの設定を変更することにします
。
FL12は、初期状態で「F0」で点灯、前「ヘッドライト」後「テールライト」となっています。国鉄時代の車両は昼間の走行の再現するには、ヘッドライトとテールライトのファンクションを別々に操作できるようにする必要があります。
FL12の説明書をよ〜く読むとCV値の設定変更ができることが書いてありました。
CVの変更で
「F0」て点灯→「F3」や「F5」で点灯
に変更することができるようです。
今回は、先頭車だけ「F3」で点灯するようにします。
ダイレクトモードで書き込み
CV読み出しはできない
「F3」で点灯
CV61 →02
CV64→01
「F5」で点灯
CV61 →02
CV64→02
進行方向の変更
CV29→06 or 07 ショートアドレス
CV29→38 or 39 ロングアドレス
初期化(分からなくなったらとりあえず初期化してやり直し)
CV8→08 初期化
M車DCCサウンド化
こちらがLoksaund5 microをM車に実装する為の標準工事。KATOの旧型動力の場合は写真のような感じで施工しています。Next18コネクトボードは先日購入したLais DCCのものを使用。サウンドを利用しないで走行する時にはLaisDCCのサウンド無しデコーダーを使用します。コネクター形式でデコーダーの取り外しができるようになったので、高価なサウンドデコーダーを使い回しできるようになりDCC化する度にデコーダー購入していた昔よりもデコーダーの購入費用は抑えられるようになりました。
サウンドデータはオープンサウンド国鉄特急車用を使用しました。
「183系1000番台+クロ157系」のお召し列車編成ができました。クロ157の屋根の高さが183系より少し高くなっていて編成にアクセントができて面白いです。運転会では頑張って走ってもらおうと思います。