エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

ササラ電車 NゲージDCC化して「回る!」「光る!」「走る!」

エルムメンバーのKazuさんが、食玩ササラ電車NゲージDCC化しました。
自走するのはもちろんのこと、ヘッドライト&回転灯のLED点灯化、警笛サウンド、ササラが回転します。
今回は製作者のKazuさんにお願いして「ササラ電車」のNゲージDCC化の記事をお願いしました。

札幌市電 ササラ電車
製作:Kazu

youtu.be

光る!回る!走る!ササラ電車
NゲージDCC化

作成メモ
エルムDCC交流会で、路面モジュールを始めることになり、手元のインターアーバン系の車両をDCC化、続行運転を楽しめるのもDCCの楽しみ方だということを改めて再認識したころ、悪い虫が騒ぎ始めました。

なんか、もっと面白いことないかな。

そんな悪い虫の産物が、動くウィング付きのキ100とか、解結できる京急とかだったのですが、路面電車でも出てしまいました。

 

※過去記事はこちら

elmdcc.hatenablog.com

「動くウィング付きのキ100」 2:50あたりから

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elmdcc.hatenablog.com

「解結できる京急」 1:45あたりから

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雪かきかぁ、そういえば、ササラ電車なんてのがあったなぁ。

そこから、ネットで「ササラ電車」と「nゲージ 」とかで検索してみると、旭川のキットとか、函館のハイカラ號を改造するパーツが出てたりとか、いくつかあることを見つけましたが、一番とっつきやすそうに感じたのが、2006年頃に飲み物のおまけで付いてきたらしい札幌市電ササラ電車食玩をNjゲージ化されているサイトをみた時でした。

早速、ブツが手に入るか検索したら、駿●屋で在庫を見つけ、即ゲット。そこから、試行錯誤の始まりです。

足回りはデフォルメしてNゲージで行くことは決めてましたが、さて、どんな動力が入るものか。クリスマスに大宮ソニックシティで行われるお祭りでゲットした動力パーツなどいくつか手元のを当ててみましたが良いものがなく、結局小型動力製品をいくつか調べて、サイズ的にも軸距的にも丁度良さそうな津川洋行のTU-9Aに決定。

デコーダーはいつものDZ126と、と思ってボディに入れようとしたら、あデカすぎる、というかボディが小さすぎるということに気づいて意気消沈。

時代は進むよ、キットもっと小さいデコーダーもあるはずだ!、と頼みのモデルランド田中さんのサイトを眺めて、ESU LokPilot 5 microなるものがいけそうなサイズであることを発見。お店に在庫があることを聞き、直行してゲット。ボディ内側をルータで削り、すっぽり入りました。

食玩ボディーに動力とデコーダーをどう配置するか検討中

動力:        津川動力ユニット TU-9A
デコーダー:    ESU LokPilot5 micro
LokPilotはサウンドなしの、走行およびファンクション用超小型デコーダ
サイズ:8.0×7.0×2.9mm
ファンクション用出力:4出力(各180mA)、ロジックレベル2出力

modelland.blog19.fc2.com

さて、ヘッドライトが付いて走れば良いくらいに考えてましたが、このデコーダー、ファンクションが6つもある。どうせなら全部使いたいなぁと思い始めたのが悪い虫のせい。

ヘッドライト前と後、パトライトとここまでは自然と出てくるがさてあと三つ。

ササラ電車って、まわるよな、前後で。

ファンクションにモーターってやったことないけど、一方向なら出来そう。速さとかは抵抗で調整。ロジック出力でも、エルムDCC交流会メンバーに聞くところによれば、抵抗入りNPNのデジタルトランジスタを使えば便利との情報を得てトライ。エフェクト効果にFanといのがESUにはあるようで、まさにおあつらえ向きなので、これをCV値で設定。
モーターは直径4mmのがあるのを見つけ調達。丁度いい太さのストロー(
多分コンビニとかでもらったもの)を見つけて、モーターを包むように加工、色付きマスキングテープでササラを表現しています。
あと一つ、前からやってみたかった圧電ブザー(自励式)。電圧かけるだけで鳴るなら出来るだろうということで、12V対応、直径9mmというのを見つけてゲット。これまたボディ内側をルーターで削ってすっぽりハマりました。いくつか抵抗値を変えて試して、一番かすれて実音に近い1kΩを直列に繋いで収めました。

ライトやササラ回転モーターの実験

このボディにデコーダー、圧電ブザー、デジタルトランジスタ、各種抵抗、それらを繋ぐ配線を隙間に試行錯誤で入れ込んでなんとかまとまりました。

 ESU LokPilot5 microを使用したファンクション設定

F0f ヘッドライト前
F0r ヘッドライト
Aux1  F1 パトライト
Aux2  F2 警笛
Aux3  F5 ササラ前
Aux4  F6 ササラ後

※補足「LokPilot 5 micro 説明より」

6ピンまたは8ピンのケーブルハーネスを備えたバリエーションは、それぞれが180mAの出力電流を持つ4つの増幅された機能出力と、サーボまたはSusi用の2つのロジックレベル出力を提供します。

ロジックレベルはAux3とAux4です。
Aux3はデフォルト設定がパワーパック設定でした。
エフェクト設定で変えられます。

小さいデコーダーなのに多機能というのが、ササラ回転をストローと小型モーターで再現するアイデアや、警笛に圧電ブザーを使ってみようと思うきっかけをくれました。

日進月歩の技術、これからのデコーダーもどんなものが出てくるのか楽しみです。

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記事執筆&模型製作:Kazu