エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

Analog Light Board基盤でLED&DCC化

先日KATO115系1000番台(旧製品)の先頭車をDCC化することになり、車両を分解してみたところライト基盤が麦球でした。DCC電源での麦球使用は熱の心配があるのでLED化することにしました。

DCC電源では常に12V以上の電圧が流れているので電球は発熱する場合がある

Analog Light Board のキット

便利でよく使っているのが今回紹介するDCC館(新館)さんの「Analog Light Board のキット」です。
基盤が小さくてとても重宝しています。

この基盤についての詳細はこのページの下の方をご参照ください。

基盤はキットなので自分で作る必要がありますが、部品点数的にむづかしいという事はありません。
ただ基盤がとても小さいので、はんだ付けはとても細かいです。落ち着いてやればできると思います。

LEDをはんだ付け

麦球の代わりに3mm砲弾型LEDを使用してみることにしました。
電球色LEDは首無し、赤色LEDは首ありです。

「首あり」とはLEDの足の出ている方に突起があり襟巻きのようににやや出っぱっています。
ライトケースに収めるにはこの部分が邪魔で入りません。

この「首あり」部分をルーターで慎重に削り取りました。

LEDの脚を短くカットして、0.2mmの被膜銅線をはんだ付けします。
A(+)、K(−)を間違えないように、色付きの銅線をA(+)につけました。

Analog Light Boardの4つの接点は
ヘッドライト K(−)
ヘッドライト A(+)
テールライト A(+)
テールライト K(−)
ですので間違えないようにはんだ付けします。

Analog Light Boardの反対側2つの接点は
レール A
レール B
です。線路からの電気をここに接続します。

基盤に接続したら点灯テスト。
無事に点灯しました。

集電用の線をはんだ付け

床下を分解します。

線路からの電気は、0.2mmの銅線を集電板に直接はんだ付けしました。
これが一番確実ですね。

基盤をライトケースに収める

ライトケースに小さめの穴を2つ開けました。
DCCデコーダーからの電気を取るためです。

ライトケースに収めて整えました。
LEDを銅線で繋げたのでフレキシブルに調整できます。

デコーダーと繋げる

ライト用デコーダーは定番のNGDCC(永末システム)さんの両極性デコーダーです。
床下の集電板からの電源の線と、ライト基盤からの線をデコーダーに繋げました。

コンデンサーを車両端に設置することにしました。


点灯テスト

車両に搭載して点灯テスト。

永末さんの両極性デコーダーは、デフォルトで
F0でライト点灯
F1でテールライト点灯
となっています。慣れるとこのファンクション配置が便利ですね。
特に先頭車同士で連結するときなど、連結面でのライト制御がやりやすいです。

ボディを被せても点灯テストしました。
結果は良好でした。

Analog Light Board のキットの入手方法

DCC館(新館)さんの「Analog Light Board のキット」はこちらで入手できます。

http://ayanos.cart.fc2.com


注意:定電流ダイオードが安価に入手できなくなりましたので、添付品から外しました。

との注意書きがりました。この部品は秋月電子などで入手可能です。

akizukidenshi.com

10個で220円 2022/07現在

定電流ダイオードの値によってLEDの明るさが変わります。
10mAだと個人的には明るすぎない感じでちょうど良いですが、
もう少し明るい方が好きな人は15mAとか20mAとかにすると良いかもしれません。
それ以上だとLEDの定格電流値を越えてしまう可能性があるので注意です。

 

DCC館(Ayano)さんでは他にもDCC化する際に便利な基盤がいくつかあります。
機会があれば他の基盤などもご紹介したいと思います。