エルムDCC交流会

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【DCC】SmileSoundデコーダーについて聞いてきた! @ホビセン/オープンサウンドミーティング2022

久しぶりにホビーセンターカトー東京を訪問してきました。


ここで開催された、Desktopstationさん主催の「オープンサウンドミーティング2022」にお邪魔してきました。

ESU Loksound用に日本型サウンドデータを提供しているDesktop Stationさんが、「SmileSoundデコーダ」と言う独自のサウンドデコーダーを開発されているとの事で、実際にデモを見たりできるこの機会に気になっている点なども聞いてみました。

DesktopStationさんについてはこちら

desktopstation.net

 

会場の様子


会場には20人〜30人ほどいたと思います。コロナ明けということもあるのでしょうが、正月の同イベントよりも人数が多かった印象です。Desktopstationさんの活動のおかげでDCCサウンドをやる方の活動も活発化してきているかもしれません。

SimleSoundデコーダ


現在開発している日本製のサウンドデコーダーだそうです。
性能は、ESUのLoksound5とほぼ同等で10音同時再生可能らしいです。
Loksoundのようにフルプログラミングができるデコーダーで
大きさはLoksound5 mini より3mmぐらい長い感じでした。
専用の書き込み機でデコーダーにデータを書き込みするようです。

車両に搭載するために必要なもの

・SimleSoundデコーダ
・専用書き込み機(USB接続)
・PCソフト(Desktopstationさんで配布される?)
サウンドデータ(これも来年ごろから順次配布されるらしい)
デコーダーを車載するための基盤 SmileSoundMini (Next18対応版)をKATO製Nゲージに搭載するためのExpBoard

気になるお値段は

・SimleSoundデコーダー 8,000円程度
・専用書き込み機 5,000円程度?
・専用基盤 ExpBoard 1,500程度〜?

といった感じでしょうか?

製品が販売されてサウンドデータが配布され始めるのは、2023年春頃から順次といった感じだそうです。

デコーダーの性能と値段

デコーダーの性能は、Loksound5とほぼ同等で尚且つ値段は半分といった感じでかなり良い感じだと思いました。
デモ機の音を聞いた感じも、良い音をしていたと思いました。デコーダーの値段的にはデジトラックスのサウンドデコーダーと同じぐらいですが、サウンド的にはESU並みのサウンドだと感じました。

データの書込み方法と専用書込み機

データの書き込みは、PCに専用書き込み機をUSB接続して使用するようです。
専用書き込み機のお値段も8,000円程度?と良心的な感じ。
書き込みは、3分程度で終わるとの事でLoksound5より5倍以上のスピードで書き込みできるみたいです。
車両に搭載した上で線路上で書き込みする方法は今のところできないようです。
やればできるみたいなんですが、対応できるようにすると部品などの点数が増えてコストアップしてしまうという話でした。

専用基盤 ExpBoard

DCC工作連合会の「Traino」さんのところでSmileSoundMini (Next18対応版)をKATO製Nゲージに搭載するためのExpBoardを頒布するらしいです。

Trainoさんについてはこちら
https://traino.jpn.org/

車載するには

実際に車載するにはこのExpBoardを利用するのが一番良いらしいです。実際に搭載しているデモ機を見せていただきました。どうやら200μFのコンデンサーを1〜3個搭載する必要があるとの事です。

電車の場合ですが、ゴムタイヤ無しなら200μFのコンデンサーを1個、ゴムタイヤ有りなら2個〜3個搭載する必要があるようです。どうも、音を鳴らすときに瞬間的に大電流が必要になることがありコンデンサーが必要だという話でした。
専用基盤はこのコンデンサーを搭載しても室内灯、デコーダー、スピーカー、が外から見ても目立たないようにできる工夫がなされているとの事。ただし目立たないように搭載するには、天井部を切り抜いたりして結構難易度高いという話もされていました。
コンデンサーは結構なスペースを必要とするので、通勤電車などは結構難しい加工になるかもしれません。
Desktopstationさんの開発力はすごいので、今後改良されていけば、コンデンサーを小さいものにしたりすることができるようになるかもしれませんね!

実際に製品版を手にできるようになるのは来年の春頃からの予定みたいです。
専用のサウンドデータも来年から順次公開されていくらしいので、それまで楽しみに待ちたいと思います。

Desttop StationさんのSmileSoundのページ
https://desktopstation.net/smilesound/

サークルMT40


サークルMT40さんのBiDIを使った列車検知とポイント制御、基盤型のデコーダ、ライト用補助基盤など、さまざま製品も展示されていました。


基盤型デコーダーは、車両の基盤を置き換えるだけなので加工も簡単でとても便利そうです。
いろんな形の基盤があるので対応車両も多いと思いました。値段も結構お安いんですよね!
KATOの飯田線シリーズのT車用に今度購入してみようかな。

サークル「MT40」Wiki

wiki.mt40.info