エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【見学訪問】J-Trackさんのホビセン公開運転会を見学

先日ホビーセンターカトー東京店で行われたJ-Trackさんの公開運転会を見学してきました。
夏のJAMで少しお話しさせていただいて、今回の運転会のお知らせをいただきました。
さすが長い歴史あるクラブさんだけあって、モジュールや情景についてとても勉強になりました。

引いて見ても寄って見ても見応えのあるモジュール!

J-Trackさんのモジュールは各モジュール背景があり遠近感があります。

近寄って見てみてると、とても細かいところまで表現されていて密度が高いです。JAMの時には気が付きませんでしたがかなり細かいところまで作り込んでありました。人間や車など線路の周りの生活感が凄いです!

ミラーを使った奥行き表現

ミラーの高さは背景板の半分の高さぐらい

見る人がミラーに映り込まないように考えられているようです

ミラーを全面的に使用するのではなく、背景板の半分ぐらいまでの高さまでにしてありました。こうすると見ている人がミラーに映り込まないので、情景の奥行きだけが表現できるというわけだと思います。なかなか面白い発想ですね。

近寄って見ても凄い!


街並みの車や人形の数が多いのでリアリティーが増しています。樹木も秋を表現していて1本ずつ葉の色が違います。人員や車の配置、植林などとても時間がかかったと思います。


踏切をアップで撮ってみました、近寄って見てみると看板や標識の文字もしっかり書き込まれています。

こだわりの「複線ラーメン架線柱」、製品版で簡略化されていた上部を細い線2本に改造したそうです。

自作ストラクチャーが凄い!

J-Trackの会長さん?の作った自作マンション。これを全部手作りで製作したそうです。主な材料はプラ板との事。窓ガラスの向こうのカーテンなど細かいところまで手が入ってます。

こちらも会長さんの作品で、車両検査庫でしょうか、中が細部まで作り込まれていました。10両程度入りそうな大きな作品です。棚には資材まで揃ってました。全て手作りでプラ板を素材に製作されたそうです。この細かなディテールにはビックリ!

車庫を設置

こんなに凄い作品ですが、配置場所はモジュールの一番奥に配置されました。見学者からは中が見えませんね。会長さん曰く「見えなくても良い」との事。見えないところにも手が入ってるところも凄いです。

筆で描いた雲が綺麗です

背景の空はほぼ筆で書いたととのこと。雲の表現を筆を使ってここまでできるのも凄いと思いました。

電車で運搬!?

モジュールのサイズは、900×600 2枚
川と鉄橋、奥に山があるモジュールです。森の密度が凄いですね。

森はメラミンスポンジをミキサーで砕いて着色したものを使用しているとの事です。
ミキサーはそれ専用に購入したそうで、砕く大きさと塗料の染み込み具合の調整に工夫があるようでした。

モジュールの下側も見せていただきました。

モジュールの台枠の下に脚を取り付けて設置されています。
モジュールの台枠どうしはクランプで固定する方式で、モジュール間は全て電気的にケーブル接続されているそうです。

大型モジュール2個を電車で運搬!?

箱に入れてカートで運搬 自動改札も通過可能だそうです

こちらのモジュールはなんと「電車で運搬してきた」との事でこれまたビックリです!モジュール2つをこの箱に入れてカートで運搬して来たとの事。自動改札も普通に通過できるようです。
モジュールの他に脚も一緒に入れてもって来たという事でさらにびっくりしました。

謎の箱 その2

夏のJAMの記事はこちら

elmdcc.hatenablog.com

夏のJAMで運用していた謎の箱は、車両を検知して信号機の表示を変化させるシステムでした。
今回は「謎の箱 その2」を運用する予定だったとのこと。

しかしまだうまく動作しなかったようで、今回は説明だけしていただきました。


「謎の箱 その2」はATSシステムになっているそうで、車両を検知して先行する車両に接近しすぎると自動的に減速するシステムとのこと。
これがうまく運用できれば2編成の列車を手放しで走らせることができるらしい。(アナログでこれができるのも凄いですね)
残念ながら今回は見ることができませんでしたが、近いうちに完成するらしいのでその時は是非また見て見たいと思います。

 

追記:2023/11/04

「謎の箱」のその後の記事についてはこちら

elmdcc.hatenablog.com