KATOの特急車両の旧製品は愛称幕を変更できて良いのですが、
その機構のせいでガラスが無く奥に凹んでいる感じが残念な部分です。
このところKATOさんが力を入れているらしい新しいジオラマ材料の中で
「Glue'n'Glaze(グルー&グレイズ)」はクリアパーツの接着に最適で乾くと透明になる水溶性接着剤なのだそうです。
水溶性接着剤なので乾燥前なら水で拭き取れます。
膜状塗布するとガラスやレンズ表現も可能らしいのでやってみる事にしました。
動画はこちら
<KATO1 4系座席車(旧製品)の愛称窓>
液は少し水分多めな感じがします。
愛称窓の周りに塗布してから全体に流し込んで幕状にしていきます。
少し気泡が入りました。
ノズルの先で突いて気泡を除去しました。
平面性を出す為に上向きで一晩乾燥させました。
乾燥するとこんな感じになりました。
角度によってガラスっぽく反射しているのが分かります。
横から見ると愛称窓の厚みも気にならなくなって良い感じです。
愛称幕を点灯するとガラス感がわからなくなる気がします。
実車もそうなのでこれで良いのかもしれません。
<KATO183系0番台(旧製品)の愛称窓とライトのガラス>
KATO183系0番台(旧製品)の愛称窓とライトのガラスにも施行してみます。
ライト部分に少しづつ注入します。
はみ出ても後で拭き取れるので今は気にしないでおきます。
表面張力で中に流れ込むことはないようです。
愛称窓は先ほどと同じように周りから塗布していきます。
はみ出たところを水で拭き取ります。
接着剤とは言え、ベトついたりせず簡単に拭き取れました。ボンで水溶液とは性質が違うようです。
こちらも立てて乾燥させます。
一晩乾燥させるとこうなりました。
写真を撮ってアップにしてみると、拭き取りができていない部分がありました。
愛称サインが白字だとガラス感があまり判りませんねぇ。
<KATO185系(旧製品)の愛称窓とライトのガラス>
KATO185系(旧製品)の愛称窓とライトのガラスに施行してみます。
ライト部のガラスを施工します。
愛称窓も周りから塗布していきます。
説明書では幅6mm程度までとありましたが、185系の窓は少し大きめなので慎重に液を注入しました。
かなり大きい気泡が入ってしまったので、綿棒で気泡を取り除きます。綿棒で吸い取った分を裏側から液を足してみました。
はみ出したところは水で拭き取り、一晩立てて乾燥させるとこうなりました。
上向きに乾燥させた為か平面性は無いようです。これはある程度仕方ないと思います。線路で置いてみた感じだとほとんどわかりません。
愛称幕が窓の奥に凹んでいる感じはガラス表現があることで少し軽減される気がしました。
<ノズル掃除はすぐに行うようにする!>
使用して気がついた注意点がありました。
ノズルはすぐに掃除した方が良いです。
ノズルの中の接着液が固着すると取れにくくなります。
この製品はノズルが一つしか付属しないので、面倒でもノズルはすぐに手入れいた方が良いでしょう。
<「Glue'n'Glaze(グルー&グレイズ)」は面白い製品>
「Glue'n'Glaze(グルー&グレイズ)」はガラスやレンズの表現が可能で面白い製品です。
例えば、鉄コレのヘッドライトレンズや貫通扉の窓ガラスなど、使い方次第でもっと色々な活用方法があると思いまいます。
愛称幕での使用は、点灯時にはガラス感が目立たなくなりますが旧製品の質感が向上したので自己満足ですがやって良かったと思います。