
前回までの制作で、信号機を前後接続して制御をすることによって、時間制御だけでなく列車の在線も条件として信号現示をするため日本式の閉塞信号機とほぼ同様の動きが実現できました。
前回の記事↓
列車に対しての制御ができれば追突防止が出来るので、ATC的な動きが出来る事は分かっていました。
ただ、電圧を下げるだけで制御できるアナログ制御とちがって、DCC制御の場合は単純に電圧を下げる訳にもいかないので課題として悩んでいました。
レンツのアシンメトリーDCC(ABCブレーキ)は知識として知ってはいましたが、往復運転するモノでしょ?という浅い理解とレンツのデコーダのサークル内でのシェアが小さい事もあって検討外としていました。
【DCC】ABC自動ブレーキで簡易自動運転 PC無しでOK!!【Nゲージ】
こちらの記事を見てみると、レンツ以外のデコーダーもアシンメトリーDCC(ABCブレーキ)に対応していることがわかりました。
近年は、メンバー内で使用しているデコーダも多様になって来ている事に気が付きました。
サウンドをやる人が増えてESUを使用する人が増えたこと、更にMT40さんなどアシンメトリーDCC(ABCブレーキ)に対応したデコーダーがでてきたことで、対応するデコーダーを使用する人数が増えてきている・・・という事で実験を開始。
サークルMT40さんのサイトにて、アシンメトリーの回路を確認し、実験してみました。
ブレーキ機能 (アシンメトリーDCC) について
アシンメトリーDCCの回路は、上記を参考に自作しました。

参考:アシンメトリーDCCは自作可能
【DCC】アシンメトリーDCC(ABCブレーキ)の設定【自動ブレーキ】
https://elmdcc.hatenablog.com/entry/2024/11/16/080000
【鉄道模型 DCC】ブレーキ機能(アシンメトリーDCC)実験
記載されているSW部分を信号機からリレー制御すれば信号の点灯と連動して走行する車両を減速させる事が出来ると思いついたので、さっそく自作して実験。
信号機の停止(赤)の現示の時は、まだ検出された列車がその区間に存在している可能性があるので減速制御はしません。
当該列車がセンサ部を抜けた後の、警戒現示と注意現示の時に信号が存在するモジュール(と隣り合う手前のモジュール)に減速させるアシンメトリーなDCC電源を供給すれば先行列車に近づいてくる列車を減速~停止させる事が出来ます。
進行現示になったら、アシンメトリーDCC回路をリレーで短絡して元に戻せば加速します。


【鉄道模型】ブレーキ機能(アシンメトリーDCC)レイアウトへ
これで、機能を持つデコーダ(レンツ・ESU・サークルMT40)に対しては信号現示に沿った制御が地上の信号機から実現できました。
まだ、運転会での多列車運転の経験が少ないので、各社デコーダに対するCV設定の最適化や地上信号機の持つ時素や点での検出による問題点等いろいろと出てくる事が考えられます。とにかく運転会でいろいろと洗い出しして良いモノにしたいと考えています。
また、他メーカのデコーダもブレーキ機能を実装していただく事を期待したいです。
記事:CCMC電気担当
信号システム記事まとめ↓
【信号システム】信号システムの構築その1〜信号機の点灯〜【レイアウト】
【信号システム】信号システムの構築その2〜センサーとPICAXE〜【レイアウト】
【信号システム】信号システムの構築その3〜前後信号機の連動、マイコンによる制御〜【レイアウト】
【信号システム】信号システムの構築その4〜信号機ATCシステムをレイアウトに追加〜【レイアウト】