エルムDCC交流会

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【NゲージDCC】TOMIX車両 DCC化 完全解説!Nゲージ モーター車編

6月にホビーセンターカトー東京店で開催したDCC公開運転会では、「ステップアップ!はじめよう!DCC」と題し、DCC初心者のためにKATOのDCCフレンドリー対応車両へのDCCデコーダー搭載方法を解説しました。前回までのまとめはこちら。

elmdcc.hatenablog.com

今回は2025年度版として、他社メーカーの車両へのDCCデコーダー搭載方法を最新のデコーダーとともに解説します。

トミックスの103系を使って、Nゲージトミックス車両の、DCC化の方法について解説します。

動画はこちら

youtu.be

デコーダーとアダプターの準備


使用するデコーダーは、デスクトップステーションで販売されているスマイルデコーダー4808 N18です。このデコーダーは、サイズが小さく価格も手頃でありながら、モーターとライトの制御が可能です。高性能で安価なため、2025年現在、特におすすめのデコーダーです。


このデコーダーを車両に取り付けるためには、Next18アダプターが必要です。こちらもデスクトップステーションさんで販売している、AYA035-2 Next18アダプターボードを使用します。

 

デコーダーをコネクターに接続することで、簡単に取り外しができるので非常に便利です。

デコーダーの販売先は、デスクトップステーションさんです。注文サイトから購入できます。

desktopstation.net

車両の分解と下準備

デコーダーをモーターに接続するため、まずは車両を分解していきます。
ボディマウントカプラーを取り外します。室内パーツの止め爪を外します。
絶縁用のゴムシートを取り外します。


集電板に汚れや余分な油が付着している場合があるので、アルコールで丁寧に掃除します。

絶縁処理

絶縁用のポリイミドテープを用意します。

こちらは秋月電子で購入できます。Nゲージの電気工作には必需品ですので、一つ持っておくと良いでしょう。秋月電子では、他にもNゲージで使える電気/電子工作の道具や材料がいろいろ揃います。

akizukidenshi.com


適当な長さに切り出し、5mm幅にカットします。

モーター接点の当たる部分に絶縁テープを貼り、綿棒などでしっかりと密着させます。

集電用配線の準備

集電用の銅板金具を準備します。KATO用の集電金具でも代用可能です。

厚さ0.1mmほどのリン青銅板を2mm程度の幅に切り出した、自作の集電板を使用することもできます。これを用意しておくと利用用途がいろいろあるので、電気工作で重宝します。


次に、太さ0.25mm程度のワイヤー線を5cm程度にカットし、ワイヤーストリッパーで被膜を剥いておきます。

被膜を剥いた部分に予備はんだを施しておきます。

集電金具部分にも予備はんだを行い、ワイヤーと金具をはんだ付けします。

Nゲージ電気工作用のワイヤーは、オヤイデ電気などの通販で購入できます。
モガミ電線の極細リードワイヤー線 2706 は、細くて柔らかいので、Nゲージ車両に搭載加工する際には取り回しが良いです。

オヤイデ電気は、秋葉原のガード下近くにも実店舗がありますね。Nゲージ工作用のワイヤー線も色々あります。

shop.oyaide.com

ワイヤーストリッパーは、電線やケーブルの被覆を傷つけることなく、効率的に剥がすために使用されます。
直径0.2mm程度のワイヤーで使える細い線用のワイヤーストリッパーは、Nゲージ電気工作用に一つ持っておいたほうが便利です。

ワイヤーストリッパーは、アマゾンでお安めのものが購入できます。

銅箔テープによる配線

幅5mmの銅箔テープを15mmほどの長さにカットします。このテープは両面が通電性のある銅箔で、表面にはんだ付けもできるため、Nゲージの電気工作にとても便利です。


先ほど絶縁テープを貼った部分にこの銅箔テープを貼るので、長さを合わせます。はみ出さないように注意しましょう。

ワイヤーを5cm程度に切り出して予備はんだします。銅箔テープも予備はんだし、ワイヤーを接続します。

絶縁テープの上からワイヤー付きの銅箔テープを貼り付け、綿棒で密着させます。

両面が通電性のある銅箔テープは、Nゲージの電気工作にとても便利です。幅3ミリや幅5ミリのテープがアマゾンで購入できます。銅箔テープについては、以前ブログに記事にしたので、こちらもご参照下さい。

elmdcc.hatenablog.com

 

配線を通す穴あけ

ワイヤーを通すための穴を開けます。まず0.5mmのドリルで最小限の穴を開けてから、0.8mmで少し大きく広げました。ワイヤーを通しておきます。


集電金具を車両の集電板に挟み込みます。裏返して集電金具がはみ出していないか確認し、必要であれば修正します。


絶縁ゴムシートを元に戻し、床下パーツも元に戻していきます。

デコーダーアダプターの配線接続

デコーダーアダプターを設置する場所を仮決めします。


デコーダーアダプターの配線接続図を確認します。今回は「レールA/B」と「モーター+/−」に接続します。


集電金具からのワイヤーはレールABに接続します。ワイヤーの長さを合わせて必要な長さにカットします。モーターからのワイヤーも必要な長さにカットしておきます。それぞれのワイヤーの被膜を剥き、予備はんだを施しておきます。


デコーダーアダプターのはんだ接点部分をアルコールでよく拭いておきます。「レールA/B」と「モーター+/−」に予備はんだを施しておきます。


レールABにワイヤーを接続します。モーター+/−にワイヤーを接続します。接点がかなり小さいので、はんだ付けは慎重に行いましょう。隣の接点にはみ出して接触していないことを十分に確認してください。

アダプターにデコーダーをはめて、通電テストを行います。

テストと完成

DCCアドレスの呼び出しを行い、通電テストをします。通電テスト時に「ジーッ」という異音がしたら、配線の何処かでショートしている可能性が高いです。そのまま走らせるとデコーダーが壊れます。


ショートの原因となりそうな箇所を修正します。
絶縁ゴムシートがあるとは言え、集電板がダイキャストに当たっている可能性もあります。接触していそうなところに絶縁テープを貼ります。


デコーダーの配線も見直します。ルーペを使ってでよく確認してみると、今回はレールAに接続した配線が、隣の接点に接触しているのが見つかりました。すぐに修正します。


もう一度数でテストをします。念のため配線部も絶縁テープを貼っておきます。
Nゲージの電気工作において、絶縁はしっかり行うことが重要です。

連結器カプラーを元に戻し、ボディを被せ再度テストします。
これで、モーター車にデコーダーを取り付けることができました。これにて完成です!

NEXT18デコーダーを利用するメリット

Next18アダプターを利用すれば他の車両にデコーダーを載せ替えができる

ネクスト18コネクタータイプのDCCデコーダーを使ってトミックス車両をDCC化しました。
このネクスト18コネクタータイプのデコーダーであれば、他の車両にも簡単にデコーダーの載せ替えができます。


将来的にDCCサウンド化する場合にも、スピーカーを追加すれば、ECCサウンド化することができます。

デコーダーを搭載するためのアダプターは、デスクトップステーションで販売している、EXボードN 18ジェネラルHOを利用することも可能です。
接続方法等は、ご紹介した方法とほぼ同じで指定された接点に「レールA/B」と「モーター+/−」を接続すればOKです。


このアダプターを利用すれば、DCCシーサウンドデコーダー SmileSoundMiniNext18   75019を使用してDCCサウンド化することができます。

TOMIX車両 DCC化 完全解説!Nゲージ モーター車編まとめ


今回は、トミックス車両にDCCデコーダーを搭載する方法を詳しくご紹介いたしました。2025年現在で最も汎用性のあるデコーダーの搭載方法です。
DCC化は一見難しそうに見えますが、今回はなるべく簡単にできるように解説してみました。チャレンジしてみたいという方の参考になれば幸いです。

実際にやってみて、わからないことなどがございましたら、コメント欄に書き込み質問してください。

次回はトミックス車両 先頭車のDCC化について解説します。