前回はT車のDCC化を行いました。
前回の記事はこちら
今回は、KATO 飯田線シリーズM車をDCC化(サウンド化)していきます。
使用するサウンドレコーダーはESU Loksound5 micro NEXT18、
サウンドデータはオープンサウンドを使用します。
Desktopstationさんのオープンサウンドの吊り掛け音は、かなり良い音がするので愛用しています。
【M車の純正基盤を活かす方法】
車両をバラし基盤を取り出します。
基盤の構造は
・下側に接触した線路電源から、上面の穴のところあたりを経由して上面に流れる
・そこからライトへ電気が流れる
というような仕組みになっているようです。
そこでこの部分をカットして線路電源とライトへの電気の供給を分離します。
カッターでは難しそうだったので、ルーターで削りました。
今回は、片運転台なので写真のように配線しました。
両運転台の場合は、反対側にもライト用の配線が必要になるかもしれません基盤の裏面のモーターへの接触部分は念のため絶縁しておきます。
<モーターに配線>
モータも取り出して接触金具のこの辺りにはんだ付けしました。配線をこのように出しておきます。
配線を整えてシャーシにもどしました。
この白い基盤を抑える部品もしっかりと固定しておきます。
コレがなくなるとモーター音が大きくなったり車両がブルブル震えだしたりするので無くさないように注意です。(経験あり(泣))
座席パーツを被せて、配線をライトスイッチ部分から出しました。
【ライト配線の両極性化】
デコーダーから出るライト配線は、(青)(白)(黄色)の3色ですが、
(正)(逆)の2線に変換します。
使用するパーツはいつもお世話になっているコレ。
AYA014-2 両極性化基盤
こちらもDesktopstationさんから購入できます。
Next18基盤のライト配線を、両極性化基盤とこのように繋げます。
車両側からの配線を
・線路からの給電 →Next18
・モーターへの配線 →Next18
・ライトへの配線 →AYA014-2 両極性化基盤
のように配線します。スピーカーと室内灯も準備して完成です。ライトもちゃんと点灯しています。
【KATO 飯田線シリーズの旧国DCC化】
M車のDCC化もうまく行きました。まだ未加工の飯田線車両が多く残ってますが、
純正基盤を流用できるのが分かったので地道にDCC化していこうと思います。
今回は使用しませんでしたが、
専用基板を使ったもっとスマートなやり方でのDCC化の方法もあるみたいです。
飯田線シリーズ用などの専用基板を扱ったTRAINOさんのサイトはこちら
Net18アダプター、AYA014-2 両極性化基盤などを購入した
Desktopstationさんの販売サイトはこちら