エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【DCC】マルチレールクリーニングカーのDCC化【Nゲージ】

レイアウトの線路メンテナンスに「TOMIX マルチレールクリーニングカー」を使用しています。
DCC線路上で使用する場合、クリーニングカーのモーターには常時12Vの電気が流れているのでモーターはいつも最大回転数で回ってしまいます。
それでも使用することは可能なんですが、いつも最大回転していると音もうるさいですしモーターがいつ壊れるか心配ではありました。また車両に直接手を触れなくてはスイッチのオンオフもできません。


<DCC化のメリット>

DCC化すると車両とクリーニングカーを個別に操作できるようになります。
スマホでの遠隔操作もできるようになりました。
モーターの回転数も自由に設定できます。

レイアウト上で使用する際も、任意の場所でクリーニングを開始することも可能になり、手の届かないところでも モーターをオン・オフできて便利になりました。

クリーニングカーのDCC化は専用基板が販売されているので、
モーターへの配線の加工をするだけで簡単にDCC化できます。

<クリーニングカーの運用>

マルチレールクリニングカーの機能は、
・ホコリやチリを強力吸引
・湿式ディスクでの拭き掃除
・乾式ディスクでの磨き掃除
など多彩な使い方が可能ですが、当方ではホコリの吸引と線路の拭き掃除をメインに使用しています。

付属のブラシは使用せず、100円ショップのメラミンスポンジをカットして使用します。
薄いシート状になったメラミンスポンジをカットしてこの部分に装着し、線路を拭き掃除するのと同時に、擦れたメラミンスポンジのカスを吸引する方式です。

線路を5分程度走らせると かなりのメラミンカスとホコリを吸引しました。
一回使用する度に取り除かないと 詰まりそうです。
線路がある程度汚れている時には、このやり方で結構キレイになります。

<クリーニングカーのDCC化>

マルチレールクリーニングカーのDCC化には、NGDCC製の専用基板を使用します。
NGDCC(永末システム)
DF4.9tcl_cp (tomix クリーニングカー専用デコーダ
過電流保護機能付

NGDCC(永末システム)さんのHP↓

www.snjpn.com

製品ページ↓

www.snjpn.com

台車を外します。カバーを外します。モーター側のウェイトを取り外すと基盤が出てきます。
配線はモーターと接続されているだけです。

元の基盤とデコーダーは長さが違います。
最新のマルチレールクリーニングカーの場合は同じ長さのところを、ニッパーなどでカットします。旧式のマルチレールクリーニングカーの場合はカットしないで良いようです。取り付け方は製品ページをご確認ください。ダイキャストのこの辺りを絶縁テープで覆います。この車両、自重を重くしてクリーニングパッドが線路から浮かないように工夫されています。下回りの殆どがダイキャストで覆われているので、デコーダーと接触すると漏電の危険が多いです。デコーダーも全体的に絶縁テープで覆って置いたほうが良いように思いました。絶縁テープはデコーダーの梱包に使われていたものを流用しました。モーターとデコーダーを接続します。接続線も元のものを利用しています。
デコーダー基盤を元の位置に戻して

ウェイトを乗せて、カバーを戻せば完成です。元の基盤とスイッチ接点は使用しないので保管しておきます。

マルチレールクリーニングカーをDCC化してみました。
モーターの回転数を自在にコントロールできて、手元でコントロールできるのはとても便利です。もっと前にDCC化しておくべきでした。

DCC化して良かったと思える車両でした。