エルムDCC交流会

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【DCC】DCCデコーダーを目立たないように搭載 マイクロエース【Nゲージ】

DCCデコーダーをなるべく目立たないように搭載する方法は、今までも挑戦してきましたが、今回は自作室内灯の準備加工と同時にデコーダーを目立たないように搭載する方法を考えてみました。

今回の車両は、
マイクロエース A-7679形成3300形 復活赤電塗装 4両
です。

<先頭車のデコーダー搭載>

まずは搭載後の写真からデコーダーをプラバンの裏側に乗っけて、外から見ても目立たないようにしてみました。
プラバン部分には自作テープLED室内灯などを取り付けることができますね。
コレなら自作室内灯を装備しつつDCCデコーダーを搭載することができると思います。

<先頭車搭載加工>

天板に使うプラバンを切り出しておきます。
厚みt=1mmのプラバンを 幅13.5mm 長さ95mmに切り出します。
今回は車両が短めなので95mmの長さですが、20m級車両なら12.5mmぐらいがちょうど良いかもしれません。
T=1mmのプラバンで今回は加工してみましたが、0.5mmの方が加工もしやすくて良かったかもしれないですね。厚みT=0.1mmの銅板を、幅2mm 長さ95mmに切り出して15mmの部分で90度に折り曲げ、更に12mmぐらいのところで90度に折り曲げました。
コの字型に折り曲げると、こんな感じになります。折り曲げた銅板のに短めのワイヤーを半田付け5mm幅に切り出した銅箔テープにもワイヤーを半田付け集電板のライトユニット集電部分が接触する部分に絶縁テープを貼り付けて、その上に先程の銅箔テープを貼り付けます。折り曲げた銅板をこの辺りに貼り付けます。
貼り付けには銅箔テープを使用しました。室内灯のバネ用の穴に銅板とワイヤーを通します。台車を取り付けてこ床パーツを固定します。銅板とワイヤーはこのような感じに室内に入れます。先頭車デコーダーには定番のNGDCC製の先頭車用両極性デコーダーを使用します。デコーダーは予備ハンダしておき
銅板からのワイヤー→給電
銅箔テープからのワイヤー→ライト出力
に接続します。
空中での半田付けになってしまってちょっと手こずりました。折り曲げた銅板にゴム系接着剤を塗ってプラバンを貼り付けます。小さいクリップで抑えて乾燥させたら、デコーダーを乗っけて出来上がり。
デコーダーは敢えて固定しないでおきました。マイクロエースTOMIXは室内灯の集電にバネを使用していますが、
デコーダーの集電性を考慮して今回は銅板を使用してみました。

<中間M車のデコーダー搭載>

搭載後の写真

こちらも基本的には先頭車と同じ搭載方法です。
モーターへの配線が少し目立ちそうですが、配線の色や位置などを調整すればかなり目立たなくなると思います。

<M車のデコーダー搭載加工>

モーター車をバラしてモーター接点にワイヤーを半田付け床板パーツに印をつけて絶縁テープを貼り絶縁しておき、印部分に1mm程度の穴を開けワイヤーを通します。集電用の銅板は少し長めにして天板の上部に貼り付けしました。デーコーダを持ち上げて支えるので集電銅板はこんな感じになりました。

<DCC NEM651 6ピン規格>

デコーダーは,KATO EM13を使用しコネクター化して取り外し可能なようにしました。
こうすることでデコーダーの使い回しができ、将来的にDCCサウンド化する際に
EZU Loksound5micro kato を使用すればコネクターによって共有できるようにしてみました。

DCCのコネクター規格の一つに、NEM651 6ピンというものがあります。
ハーフピッチピンコネクターと同じピン間隔で図のような配線になっています。
今回はこれに準拠してハーフピッチコネクターで6ピンで接続できるように自作しました。

ハーフピッチピンコネクタとは

ハーフピッチコネクタとは​ | オムロン電子部品サイト - Japan

ハーフピッチ ピンヘッダは、秋月などで入手できます。

1.27mmピッチピンヘッダ 1×40 (40P): パーツ一般 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

モーターと集電だけなら4ピンで良いのですが、残り2ピンは将来的にDCCサウンド化する場合のスピーカー用に予め取り付けておきました。今後もウチでは6ピン準拠で搭載しようかと模索中。
ピンを逆向きに付けるのを防止するため、モーター用の3番ピン(赤)に印をつけておきました。EM13とコネクタは厚みが薄いので、天板の上部に隠しても室内から気になるようなことは有りませんでした。

先頭車を横から見る

真横から見た感じではほとんどデコーダーがどこに搭載されてるかわからないと思います。よく見ると前側に少しコードが見えてますね。

モーター車を横から見る

モーターへの配線が車両の真ん中にあるので、配線の色を室内の色と似せるなど工夫が必要かもしれませんが、よく見ないと分からない程度にはデコーダーの場所は目立たなくなったと思います。

 

今回の車両は自作室内灯を入れるつもりがないので作業はここまでですが、すでに天板でデコーダーを隠してあるので、テープLED自作室内灯を貼り付ければデコーダー搭載&自作室内灯付きもできることが分かりました。

今回はマイクロエースの車両でしたが、構造がにているTOMIXの車両でも同じように加工できると思います。

この方法で次回以降も搭載してみたいと思います。