エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【Nゲージ】自作室内灯リニューアル KATO用【室内灯】

室内灯は、テープLEDを使用して自作室内灯を取り付けています。
(最近ではcobテープライトを使用することもあります)
今回KATOの車両用の自作室内灯の作りをリニューアルしました。
リニューアルによって
・少しでもチラツキ防止になるような対策
・集電板との接続にハンダ付けを使用しないで、なおかつ確実な接続ができるようにする
・ボディーから分離しボディの取り外しが容易になるようにする
など、色々と改善できました。

<部材>

使用する材料は
・プラバン T0.5mm L=140mm W=12mm
プラバンを切り出して作ります。室内灯用にたくさん使うのでストックを作ってあります。・リン青銅板 W=2mm L=140mm T=0.1mm
ホームセンターで売っているT=0.1mmの銅板から切り出して作ります。
こちらもたくさん使うのでストックを作ってあります。

・チップ積層セラミックコンデンサー 22uF25V 2012サイズ
コンデンサーではかなり小さいサイズです。

・表面実装用ショットキーバリアダイオードブリッジ 60V2A
DCでもDCCでも室内灯が使えるようにダイオードブリッジを使用しています。
こちらは表面実装用なので小さいです。小さい割に値段もそんなに高くないのでメインで使用しています。・室内灯用 集電金具
タムタムなど色んなところから販売されていますね。KATOの車両の室内灯集電には必需品です。

<テープLEDに接続>

テープLEDは、LED3つで1ブロックの構成になっていて50mm単位でカットできます。チップセラミックコンデンサーは、1ブロックに1個取り付けるようにしてみました。ブリッジダイオードに抵抗と足を取り付けておきます。テープLEDにブリッジダイオードを取り付けます。

<集電接点の製作>

プラバンの端を10mm幅でカットしておきます。リン青銅板のこのあたりに予備ハンダしておきます。銅板を20mm程残してプラバンに貼り付けます。貼り付けにはゴム系接着剤を使用。10mm幅で切り出したプラバンも接着残った銅板も折り返して接着します。

こんな感じで少しだけ折り曲げます。はみ出た接着剤を取り除いておきました。集電金具を差し込んだ車両にはめ込むとこんな感じになります。リン青銅板の張力で角度を調整できます。接点はこんな感じで、しっかりと接触しています。KATO純正の室内灯もここに板をはめ込む形になっているので、走行してもブレなくしっかり接触しているようです。

真ん中の出っ張りが少し干渉するので 真ん中あたりを少しカットします。これで干渉もなくなり、凸によって板の左右のブレも無くなりました。

<テープLEDと集電接点の接続>

テープLEDをプラバンに貼り付けます。両面テープを使用しました。搭載する車両がグリーン車なので、室内灯の色を暖色系にするためマスキングテープを貼ってみました。ブリッジダイオードの配線をリン青銅版に接続します。テスト点灯完成です。

 チップセラミックコンデンサーならチップLEDに直接はんだ付けすることで、スペースを気にすること無く搭載できました。今回2個搭載したので22uF*2=44uFです。44uFの電解コンデンサーだとそこそこの大きさになると思います。走行テストでもチラツキを抑えることができているようでしたので効果があるようです。
 接点部にプラバンを挟む方式に変更してみましたが、これが結構安定していました。純正で採用している方式なので当たり前ですね。
 そしてリン青銅板の張力でテープLEDを支える方式も結構うまくできたと思いました。プラバンの幅を12mmで作成しましたが、車両によっては天井の突起に当たってしまうこともあるようなので、8mmぐらいで良いのかもしれません。その辺もう少し研究してみます。