エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【DCC化】京成 初代AEスカイライナー 旧塗装 マイクロエース【Nゲージ】

中古で購入した「京成 初代AEスカイライナー 旧塗装 マイクロエース旧製品」をDCC化しました。
購入価格は安めだったのですが、ほぼジャンク品でライトレンズパーツや幌などのパーツ欠品、集電など各部不良などもありました。

最近再販されたリニューアル品

リニューアル品が高くて手が出ないので、こちらに色々と手を加えて仕上げていきたいと思います。

<欠品パーツを自分でなんとかする>

とにかくいろんな部品が欠損していました。
気になる欠損パーツ&不具合は
○「スカイライナー」ロゴシール
○先頭車レンズパーツ破損欠損&ライト点灯不具合
○中間車一部の幌
など

まずは自分で簡単にできるものから何とかしてみることにしました。

「スカイライナー」ロゴシール

ネットで拾った画像をデザインソフトでトレースし書体を取り込みNゲージサイズにデザインしました。ラベルフィルムシール光沢ホワイト用紙に高画質印刷して切り出して車両に貼り付けました。

「中間車幌」

GMの幌をゴム系接着剤で貼り付けました。

「先頭車ライトガラス」

片方の先頭車のライトカバーが欠損していました。
以前このブログでも紹介したガラス表現のできる「Glue'n'Glaze(グルー&グレイズ)」を使用してライトのガラスとしてみました。

elmdcc.hatenablog.com

<ライト不点灯を何とかしてもらう!DCC化>

ライトも不点灯な上にレンズパーツなどが欠品&破損していて自分では修復不可能に思えてきました。
DCC化したいので何とかしたいとは思うのですが、さてどうしたものか…。
そこで、「新京成200形」の製作でお世話になった、エルムDCC交流会メンバー”CCMC電気担当 Kさん”に、またお世話になることにしました。
CCMC電気担当 Kさん、いつもすみません。感謝!感謝!です。

CCMC電気担当 Kさんの動画チャンネルで詳細をご覧いただけます。
ライト点灯化と先頭車のDCC化の加工の動画はこちら

Nゲージ鉄道模型】京成初代AE ジャンク点灯化 その1

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光ファイバーを使ってレンズを作成し点灯化しています。
さすがの加工技術力です!勉強になります。

Nゲージ鉄道模型】京成初代AE ジャンク点灯化 その2

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黒いゴムの接着剤を使って遮光
ライト基板も別途用意してもらっています。
愛称幕はブリッジダイオードを使って通電する途上点灯するように改良しています。
これはすごいアイデアですね。

Nゲージ鉄道模型】京成初代AE ジャンク点灯化 その3

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先頭車のDCC化です。
使用するデコーダーはNGDCCの先頭車用両極性デコーダーです。
床下に搭載することでデコーダーを目立たないように加工しています。
更にコンデンサーを搭載しライトのチラツキ防止も施しています。

<仕上げ 動力車のDCC化と自作室内灯>

CCMC電気担当Kさんの加工も終わり、無事に甲種回送されて戻ってきました。
先頭車のデコーダーを床下搭載していただき、室内もスッキリ加工してもらいました。
次に動力車のDCC化加工です。
せっかくなら動力車デコーダーもなるべく目立たないように搭載したいところです。
そこで先日の「京成3300形」の搭載方法を利用し、更にCOBテープライトを使用して室内灯も搭載してみます。

京成3300形」のデコーダー搭載方法

elmdcc.hatenablog.com

動力車の室内灯とデコーダ

この車両は、マイクロエースの純正室内灯では幅狭室内灯が該当するようです。
室内灯用のバネ間の幅が狭くなっています。

まずはプラバンを切り出します。幅は13.5mm,長さは105mmプラバンにはバネの位置あたりに印をつけました。
動力車の集電はバネだと不安があるので、2mm幅の銅板を差し込みます。COBテープライトは5V仕様を仕様。長さは95mm
この短さで使用できるのもcobテープライトの良いところ
集電用の銅板を12mmぐらいの高さになるように折り曲げておきます。動力デコーダーは、KATO EM13を使用

取り外しができるように、ハーフピッチコネクター化しました。
後は結線して、プラバンの天井裏にデコーダーを隠して動力車は完成です。

先頭車と中間車の室内灯

中間車はバネ集電にします。

バネの内径は2.6mmらしいので「M2.6mm」のネジを使用します。ネジ頭にフラックスをたっぷり目に塗ってハンダを盛ります。銅線をはんだ付け銅線の反対側を整流ダイオードはんだ付けします。車両のバネ穴部分に対応する箇所に、ネジをゴム系接着剤で接着しました。幅狭室内灯車両なので集電穴の幅少し狭いいようですが、バネなのでなんとかなりそうです。バネを用意して、ネジ部分にねじ込みます。
サイズもぴったりなのでスルスルと入っていきます。後はボディを被せて先頭車と中間車は完成です。

自作室内灯のチラツキ防止策として、自作のコンデンサーアレイも搭載してみました。次回のブログで詳しく紹介します。

ということでやっと完成です。

AE-1 AE-2(動力車)
AE-3 AE-8
AE-9 AE-10

台車は、当時の京成特有のグレー色に塗装してもらっています。
横から見てもデコーダーが目立たないように搭載できました。(かえって集電バネが目立ちますね)

次回はこの車両にコンデンサーアレイ付きCOBテープライト自作室内灯を搭載します。コンデンサーアレイで室内スッキリ見せながらちらつきを防止できるよようにする予定です。