エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【Nゲージ工作】自動通電カプラーキットを数量限定販売します!【自動で連結&通電】

▪️自動通電カプラーキットを数量限定販売します!
前回の記事で製作した自動通電カプラーを、キット形式で数量限定販売します。

前回の記事はこちら

elmdcc.hatenablog.com


手作り品のため精度は市販品ほどではありませんが、動作はしっかり実用レベルです。

セット内容は以下のとおりです。

・組み立て・塗装済みの自動連結&通電カプラー 5ペア(黒・グレーのどちらか選べます)

・5mm幅の銅箔テープ

・細くて柔らかいワイヤー(MOGAMI 2706 AWG36 20cm)

台車マウントのカプラー受けにそのままセットでき、
集電板などへの配線は 各自の工夫で自由に組み合わせられるキット になっています。

「試してみたい」「自分の車両でも使ってみたい」という方は、
ハルニレDCC にてお求めいただけます。

売り切れの場合は、ご希望が多ければ再生産するかもしれません。

ハルニレDCCはこちら

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▪️マグネットカプラーの製作


まずは自動連結の基礎となるマグネットカプラーを作ります。

- 3Dソフトでカプラー形状を設計

複雑な形状の設計がまだできないので、簡素な形になりました。
ナックルっぽい感じにしてみました。

- 外注プリントしたパーツが到着

サポート材がつくように設計したのですが、バラバラになって配送されてきました。
形状が細かすぎたのかもしれません。製作には支障がないようなので良かった!

- 内部にマグネットを仕込む

カプラーは、2つのパーツを組み立てる

ネオジム磁石は、φ=2mm L=2mm の円筒形


磁石を使ってネオジム磁石の極性に印をつけておく
N極=赤印

カプラー受けにネオジム磁石を入れてる。この時に極性を合わせておく。

接着剤で固定し、表面をヤスリで整える

- 黒とグレーで塗装して仕上げ

黒は、タミヤのマットブラック+艶消しコート

グレーは、ミスターカラー 軍艦色(1)+艶消しコート

この段階ではまだ通電機能はありませんが、連結の安定性を左右する重要な工程です。

▪️通電機能の組み込み


まずは、前回製作したマグネットカプラーに 通電用の接点 を追加していきます。

- 使用する材料

・0.25mm程度の細くて柔らかいワイヤー
・5mm幅の銅箔テープ

- 導電テープを細く切り出す


5mm幅の銅箔テープから、長さ 5mm × 幅 1.5mm の細い片を切り出します。


このサイズが、カプラー正面に収まりつつ確実に接点を確保できるバランスです。

- 極細配線をはんだ付け


0.25mm程度の極細ワイヤーを、切り出した銅箔テープの端にはんだ付けします。
ここは熱をかけすぎるとテープの粘着が弱くなるため、短時間で確実に固定するのがポイントです。

接触面にハンダが流れないよう、マスキングテープで保護しておきます。

- カプラー表面に導電テープを貼り付け


銅箔テープをカプラーの正面に貼り付け、連結時に相手側と接触する位置に接点が来るよう調整します。

ショート防止のために、端に合わせて貼り付け、銅箔テープ同士の隙間を確保します。

この位置決めが後の通電性能に大きく影響します。

はんだ付けしたワイヤー部分は、カプラー裏側へ折り返して貼り付け、配線を後方へ逃がします。

- 絶縁保護

カプラー裏側のはんだ付け部分は、黒いゴム系接着剤で絶縁保護しておきます。
導電部が脱線時などに線路へ触れてショートするのを防ぐための重要な工程です。

自動連結と通電が成立するこの方式はNゲージの電飾・サウンド工作と非常に相性が良く、今後の車両改造の幅を広げてくれる技術だと感じています。

【Nゲージ工作】“自動通電カプラー”で作るLED点灯車&DCCサウンド小型車両【自動で連結&通電】

前回は、マグネット式の自動連結カプラーを製作し、連結の安定性やマグネット線路での挙動を確認しました。

elmdcc.hatenablog.com


今回はその続きとして、通電機能の組み込み、そして 自動通電カプラーを活用したLED点灯車両とDCCサウンド小型車両の製作 を紹介します。

「近づけるだけで連結&通電」という仕組みが、
電飾やサウンド工作でどれほど便利になるのか——
実際の車両改造を通して詳しく紹介します。

前回と小会の内容をまとめた動画はこちら

youtu.be

▪️通電機能の組み込み


まずは、前回製作したマグネットカプラーに 通電用の接点 を追加していきます。

- 使用する材料

・0.25mm程度の細くて柔らかいワイヤー
・5mm幅の銅箔テープ

- 導電テープを細く切り出す


5mm幅の銅箔テープから、長さ 5mm × 幅 1.5mm の細い片を切り出します。


このサイズが、カプラー正面に収まりつつ確実に接点を確保できるバランスです。

- 極細配線をはんだ付け


0.25mm程度の極細ワイヤーを、切り出した銅箔テープの端にはんだ付けします。
ここは熱をかけすぎるとテープの粘着が弱くなるため、短時間で確実に固定するのがポイントです。

接触面にハンダが流れないよう、マスキングテープで保護しておきます。

- カプラー表面に導電テープを貼り付け


銅箔テープをカプラーの正面に貼り付け、連結時に相手側と接触する位置に接点が来るよう調整します。

ショート防止のために、端に合わせて貼り付け、銅箔テープ同士の隙間を確保します。

この位置決めが後の通電性能に大きく影響します。

はんだ付けしたワイヤー部分は、カプラー裏側へ折り返して貼り付け、配線を後方へ逃がします。

- 絶縁保護

カプラー裏側のはんだ付け部分は、黒いゴム系接着剤で絶縁保護しておきます。
導電部が脱線時などに線路へ触れてショートするのを防ぐための重要な工程です。

▪️ライト点灯化の配線加工と通電テスト


今回は、以前「通電ジャンパー線」でライト点灯化した鉄コレ車両を使用します。

 

もともとはモーター車からジャンパー線で電気を供給してライトを点灯させていましたが、今回はそのジャンパー線を 自動通電カプラーに置き換えてテストします。

- トレーラー車の配線
まずはトレーラー車側の配線を整えます。
1. カプラー受けの加工

台車からカプラー受けを取り外します。カプラー受けを中央でカットし、マグネットカプラーが収まるように調整します。

マグネットカプラー後部を少しヤスリで削ると、鉄コレのカプラー受けに“ぎゅっ”と収まります。

ここをカットして、カプラーの首振りを良くして通電を安定させる

※干渉する部分はカットしておくとスムーズです。

2. ライト配線の処理

ライトから伸びている配線の先に、銅箔テープをはんだ付けします。

配線した銅箔テープは、ボディー内側に貼り付けて固定します。

3. 台車側からの配線

台車側の配線は床下の穴を通して車内へ引き込みます。

幅1mmの細い銅板を約1cmに切り出し、そこに配線をはんだ付けします。

銅板は床下側面に合わせて折り曲げ、ゴム系接着剤で固定します。

ボディーをかぶせたときに確実に接触する位置に調整しておきます。

- モーター車デコーダーの両極性化

モーター車に搭載しているDCCデコーダーのライト配線は通常3本ですが、
今回は 両極性化基板(デスクトップステーション製) を使用して2本にまとめます。

テールライト・ヘッドライト・com+線の3本を、基板を使って2本に変換。所定の位置に配線し、ライト制御を両極性化します。

- 配線をモーター車の内部へ引き込み配線
1. カプラー周りの準備

カプラーを外し、鉄コレの「Nゲージ走行用パーツセット」に入っているバネ付きカプラー受けを用意します。

マグネットカプラーが抜けないよう、後部を少し加工してからバネと一緒にカプラー受けへ挿入します。

2. 配線の取り回し

台車にカプラーを取り付け、配線を車内へ引き込みます。台車と干渉しないよう、配線は接着剤で軽く固定しておきます。

最後に、両極性化基板の出力へ配線します。


- 通電テスト


車両を線路に載せて、自動通電カプラーの動作を確認します。


自動通電カプラーで車両同士を連結すると、LEDがしっかり点灯 しました。
カプラーを通じて確実に電気が流れている証拠です。

- マグネットによる安定した接点
● 点灯確認
自動通電カプラーで車両同士を連結すると、
ライト用LEDがしっかり点灯しました。
カプラーを通じて確実に電気が流れている証拠です。

● マグネットによる安定した接点
マグネットの吸着力で連結位置が自然に決まるため、
接点がズレにくく、従来の通電カプラーより扱いやすい結果になりました。

テールライトもしっかり点灯しました

「連結+通電」が成立するのは、磁力による位置決めが大きく貢献しています。

▪️DCCサウンド分散搭載と通電テスト

次は、今回の自動通電カプラーを活用して DCCサウンド小型車両 を作っていきます。

Nゲージ車両をDCCサウンド化する場合、通常はモーター車に
デコーダー+スピーカー をまとめて搭載します。
しかし小型車両ではスペースが足りないため、今回は 2両に分散搭載 する方式を採用します。

この車両も、以前は「通電ジャンパー線」で2両間を接続していましたが、
今回はそのジャンパー線を 自動通電カプラーに置き換えてテスト します。

- トレーラー車側のカプラー交換と配線

自動通電カプラーからのワイヤーを車内へ引き込み、スピーカー端子へ接続します。

カプラーを台車へ取り付けます。ワイヤーは 台車の首振りに追従できるよう余裕を持たせて取り回すのがポイント。


ここがタイトだと、走行時に引っ張られて断線しやすくなります。

- モーター車側のカプラー交換と配線

自動通電カプラーからのワイヤーを車内へ引き込み、


デコーダーのスピーカー出力端子へ接続します。

カプラーを台車へ取り付けます。こちらも台車の可動範囲を妨げないよう、配線の逃がし方を丁寧に調整します。

最後に サウンドデコーダーを搭載 して準備完了です。

- サウンドテスト
いよいよサウンドテストです。

釣りかけモーター車のサウンドをデコーダーに書き込み、
2両を連結してサウンドを鳴らしてみると…

しっかり音が鳴る!

走行中も音量は安定しており、小型貨車とは思えない迫力のサウンドになりました。

▪️まとめ


今回の後編では、自動通電カプラーを実際の車両に組み込み、
LED点灯化やDCCサウンド小型車両への応用を試しました。

自動連結と通電が成立する仕組み によって、
これまで煩雑だった電飾やサウンドの配線作業が大幅にシンプルになり、
小型車両でも分散搭載が無理なく行えることを確認できました。

まだ改良の余地はありますが、この方式は
Nゲージの電飾・サウンド工作と非常に相性が良く、
今後の車両改造の幅を広げてくれる技術だと感じています。

実際に使ってみたい方へ向けて、小さなお知らせです。
自動通電カプラーキットを数量限定販売します!

詳細は次回の記事で!

【路面モジュール】第7回 短い伸縮道路の製作とカーブ直前の安定化対策

前回までで伸縮道路はほぼ完成形になりましたが、

前回の記事はこちら

elmdcc.hatenablog.com

別のモジュールで新たな課題が見つかりました。

路面駅のモジュール2枚 ホームがあるため道路がカーブしている

渡り板を渡った直後にすぐカーブがあるため、バスのハンドルが安定する前に曲がり始めてしまい、走行が不安定になる可能性があります。

そこで今回は、この状況に対応するため 短い伸縮道路を製作し、カーブ直前の安定化を図る ことにしました。

この短い伸縮道路は、渡った直後に少しだけ直進距離を確保し、磁石の追従性が落ち着いてからカーブへ入れるようにするための対策です。まずは短い伸縮道路の製作から進めていきます。

▪️短い伸縮道路の製作

今回は、渡板1枚の長さを短くしたバージョンを作ります。

前回は 20mm でしたが、今回は 12mm に設定しました。
最後にかぶせる板は 12mm + 5mm = 17mm とします。

組み立てと塗装は前回と同様です。道路色は 軍艦色(1) をベースに、少し色味を薄くして仕上げました。

白線を巻いて完成です。

かぶせ板の裏側には、磁力を補強するためステンレステープを少し貼り足しています。

また、短い伸縮道路は枚数を増やすことで、前回の伸縮道路と同じ長さになるよう設計しています。

差し込みガイドレールの先端は、差し込みやすいように斜めにカットしました。

▪️モジュール側の道路の加工

短い伸縮道路は 3枚使用 します。

12mm × 3 = 36mm なので、モジュール側の道路は 18mmずつ カットします。

▪️走行テスト1

針金が下にあるので差し込みしずらい

短い伸縮道路を差し込んでテストします。
今回は道路を完全に剥がして加工できなかったため、差し込み先の道路の下側は針金のままです。本来はカットしたかったのですが、作業量が大きくなるため今回は現状のまま試しました。

数回走行させたところ、うまく渡れる時と渡れない時があるという結果に。
差し込み具合や道路の状態によって安定性が変わり、短い渡板では ハンドルのブレが収まる前にバスが暴走してしまう ようです。

▪️道路側の改良

やはり、ある程度ハンドルが安定する長さが必要です。
そこで、短い伸縮道路と前回の伸縮道路を組み合わせて長さを調整します。

短い伸縮道路 12mm × 2

通常の伸縮道路 20mm
→ 合計 44mm

道路側は差し込みやすいように +1mm ずつ、合計 46mm カットします。
ただし渡った先はすぐカーブなので、これ以上カットはできません。
そのため 侵入口側の直進部分を長めにカット することにしました。

カット量は
46mm − 19mm = 約26+1mm です。

▪️走行テスト2

この状態で再度走行テストを行いました。

 

先ほどよりも傾斜がなだらかになり、BM01・BM04ともに無事走行成功。
短い伸縮道路単体では不安定でしたが、組み合わせることで十分な安定性が確保できました。

(走行シーンの動画はこちら)

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▪️まとめ


モジュールによっては、渡り板の先がすぐカーブになっている場合があります。
そのような場面に対応するため、今回は 短い伸縮道路 を製作しました。

短い伸縮道路により、渡った直後に少し直進距離を確保でき、ハンドルが安定してからカーブに入れるようになります。ただし 短すぎると逆に不安定 になるため、最終的には前回の伸縮道路と組み合わせて道路側を加工する形になりました。

結果として、無事にバスを渡すことができました。

短い伸縮道路は単体では安定性が低いため、どうしても必要な場面でのみ使用する補助的なパーツ として扱うのが良さそうです。
基本的には、前回作った通常の伸縮道路の長さが最も安定すると思います。

 

【Nゲージ】神奈川公会堂で「路面×ローカル」の共演!【DCC運転会】

2026年2月21日、横浜市の神奈川公会堂にて「NゲージDCCモジュールレイアウト運転会」を開催しました。

走行動画を公開中

youtu.be


当日の活気ある走行シーンを動画にまとめました。
「ローカル線」と「路面電車」が織りなす、こだわりの情景をぜひご覧ください。

今回のテーマは、趣の異なる「路面モジュール」と「単線ローカル線」の豪華2本立て!
エルムのメンバーが制作したモジュールを持ち寄り、一つの大きなレイアウトとして繋ぎ合わせました。

情感豊かな走行シーンの数々


レイアウト上では、お気に入りの車両たちがのんびりと、そしてリアルなサウンドとともに走り抜けます。

単線ローカル線: 鉄道併用橋や美しいS字カーブをゆく、旅情感あふれる風景。

路面モジュール: 路面電車とバスが並走し、活気にあふれる懐かしくも新しい街並み。

DCC(デジタル・コマンド・コントロール)ならではの、複数車両による多彩な走行シーンを存分に楽しむ一日となりました。

ご来場ありがとうございました!

今回の運転会には、大変多くの方に見学へお越しいただきました。この場を借りて、改めて厚く御礼申し上げます。

会場ではDCCのシステムや工作に関心をお持ちの方が多く、非常に熱心なご質問や有益な情報交換ができたことが、メンバー一同にとっても大きな刺激となりました。

「実車のようなリアルな動きを模型で再現したい」という共通の熱量を感じることができ、改めてDCCの奥深さを実感した次第です。

今後も不定期ではありますが、こうした運転会や活動を続けてまいります。
DCCに興味がある方、鉄道模型が好きな方、またの機会にぜひ会場でお会いしましょう!

【Nゲージ工作】マグネット式“自動通電カプラー”の作り方【近づけるだけで連結&通電】

▪️これまでの通電カプラーと課題

Nゲージの電飾やDCCサウンド化を進めていく中で、
「車両同士を連結するだけで電気が流れてくれたら便利なのに…」
と感じる場面が増えてきました。

これまでにも、DCCサウンド用スピーカーの電源供給や、走行安定性を高めるための工夫として、いくつか通電カプラーを自作してきました。

DCCサウンドスピーカー用 通電カプラーの製作

elmdcc.hatenablog.com

通電カプラーではないものの、走行安定化のための通電ジャンパー線の製作 

elmdcc.hatenablog.com

これらの方法は確かに効果があり、用途に応じて活躍してくれました。
しかし実際の運用では、

- 接続時にピンセットが必要
- 車両を連結したまま線路に載せるのが少し大変
- ちょっとしたズレで接触不良が起きやすい

といった扱いにくさも感じていました。

そこで今回は マグネットによる自動連結方式に“通電機能”を組み合わせた新しいカプラー を試作してみました。

前編では、この自動通電カプラーの
「仕組み」「製作」「連結テスト」までを紹介します。

“近づけるだけで連結と通電が同時に完了する仕組み”がどのように成り立っているのか、具体的に見ていきます。

▪️自動通電連結機の仕組み

今回のカプラーは、マグネットによる自動連結をベースにしています。

マグネット自動通電連結器の試作

連結器内部に小型のネオジム磁石を仕込み、車両同士が近づくと自然に吸着して連結が完了します。

この磁力によって連結位置が安定するため、通電用の接点を確実に押し当てられるというメリットがあります。
つまり、連結と通電を同時に成立させるための“位置決め”を、磁石の力で自動化しているわけです。

▪️マグネットカプラーの製作


まずは自動連結の基礎となるマグネットカプラーを作ります。

- 3Dソフトでカプラー形状を設計

複雑な形状の設計がまだできないので、簡素な形になりました。
ナックルっぽい感じにしてみました。

- 外注プリントしたパーツが到着

サポート材がつくように設計したのですが、バラバラになって配送されてきました。
形状が細かすぎたのかもしれません。製作には支障がないようなので良かった!

- 内部にマグネットを仕込む

カプラーは、2つのパーツを組み立てる

ネオジム磁石は、φ=2mm L=2mm の円筒形


磁石を使ってネオジム磁石の極性に印をつけておく
N極=赤印

カプラー受けにネオジム磁石を入れてる。この時に極性を合わせておく。

接着剤で固定し、表面をヤスリで整える

- 黒とグレーで塗装して仕上げ

黒は、タミヤのマットブラック+艶消しコート

グレーは、ミスターカラー 軍艦色(1)+艶消しコート

この段階ではまだ通電機能はありませんが、連結の安定性を左右する重要な工程です。

▪️自動連結のテスト

試作したマグネットカプラーを、KATO製ワム有蓋貨車(旧製品)に取り付けて動作を確認します。

- ボディを外す


まずは車体を分解し、カプラー交換ができる状態にします。

- アーノルドカプラーを取り外す

元のアーノルドカプラーは、カプラー受けが床下パーツにはまり込む構造になっています。

これを慎重に外して、マグネットカプラーを取り付ける準備をします。

- マグネットカプラーに交換

試作したマグネットカプラーを既存のカプラーと入れ替えます。

取り付け後、可動範囲や台車との干渉がないかを確認し、問題なければボディを元に戻します。

- 連結テスト

いよいよ動作確認です。
車両同士をゆっくり近づけると、狙い通りマグネットの力でスッと吸い寄せられ、スムーズに自動連結できました。

位置合わせのストレスがなく、非常に扱いやすい感触です。

- 牽引テスト
続いて、走行中に外れないかを確認します。

マグネットカプラー車の後ろに貨車6両を連結して牽引 → 問題なし

さらに大量の貨車(17両)を繋げて負荷を増やして牽引 → こちらも問題なし

走行中の外れは一度もなく、連結強度も十分であることが確認できました。

▪️マグネット線路でのテスト


TOMIX と KATO からは、製品として マグネティックカプラー が発売されています。
これは、マグネットに反応して稼働するカプラーを使い、マグネット線路上で自動連結・自動解放ができるシステムです。

今回試作した自作マグネットカプラーが、これらのマグネット線路上でも問題なく使えるのかをテストしてみました。

- TOMIXのマグネット線路でのテスト

まずは TOMIX のマグネット線路で確認します。
自作カプラーには解放機能がないため、今回は「連結状態の維持」を中心にチェックしました。

線路上では、カプラーが線路側の磁石に引き寄せられ、連結できない方向へ向いてしまうことがありました。

そのため、線路上での自動連結はできませんでした。

ただし、連結した状態で停止する分には問題なし。低速での通過走行でも外れることはなく、安定して走行可能でした。

つまり、TOMIX のマグネット線路では「連結したまま通過する用途」であれば問題なく使える、という結果になりました。

- KATOのマグネット線路でのテスト


続いて KATO のマグネット線路でも試してみます。

こちらも線路側の磁力に引かれ、カプラーが連結方向から外れてしまうことがありました。ただし、TOMIX と異なり、勢いをつけて進入すると連結できる場合があるという結果に。

連結後に線路上で停止しても問題なく、低速通過でも外れることはありませんでした。

KATO の場合も、基本的には「連結したまま通過する運用」であれば問題なく使えるようです。

▪️まとめ

ここまでで、マグネット式“自動通電カプラー”の
「仕組み」「製作」「連結テスト」までを確認できました。

マグネットによる自動連結は想像以上に扱いやすく、
通電カプラーの弱点だった“位置合わせの難しさ”を
自然に解消してくれることが分かりました。

次回の後編では、このカプラーに通電機能を組み込み、
実際の車両を使って LED 点灯化や DCC サウンド小型車両の製作に挑戦します。

elmdcc.hatenablog.com

【便利工具】ジョイナー交換が劇的に楽に!STRV’s Studio「ジョイナーリムーバー」

ユニジョイナーの電圧降下対策を地道に進めています。
参考記事はこちら:

elmdcc.hatenablog.com

とはいえ、交換作業はジョイナーの数が膨大なこともあり、なかなか手間のかかる作業です。

そんな中、STRV’s Studioさんで販売開始された「ジョイナーリムーバー」を入手しました。

strv.jp

実際に使ってみたところ、驚くほどスムーズに取り外せるようになったのでご紹介します。

▪️KATO純正のジョイナー外し


KATO純正のジョイナー外し具は、リレーラー(Nゲージ リレーラー Nゲージ 24-000 )やターミナルジョイナー(KATO Nゲージ ターミナルユニジョイナー 90cm 24-818)を購入すると付属しています。

このようにジョイナーにはめて、テコの原理でぐいっと外します。

隣のジョイナーに当たってはめ込みできない

ただし、向きによっては外せない場合があるのが難点です。

▪️ジョイナーリムーバー


STRV’s Studioさんの商品については、小型で安価なDCCコントローラーを以前ご紹介しましたが、当方でも今も便利に使用しています。
以前の記事はこちら:

elmdcc.hatenablog.com

そんなSTRV’s Studioさんから、新たに「ジョイナーリムーバー」が販売開始されました。

ピンセットのような形状で、先端が「ストレート」のタイプと「斜め」のタイプの2種類があります。
今回は「斜め」タイプを入手しました。

ジョイナーを挟むと、ぱちっと簡単に外れます。挟むだけで外れるので、グイグイ引っ張る必要がありません。


斜めタイプだと、上からの向きからでも外せます。

▪️ボードに固定された線路でも簡単!


このジョイナーリムーバーの最大のおすすめポイントがこちら。

ボードに固定された線路では、純正工具は使えない

レイアウトボードに固定された線路のジョイナー交換は、純正の外し具が使えず、かなり大変です。

しかしジョイナーリムーバーなら、挟むだけで簡単に外せます。

固定レールのジョイナー交換が楽になるのは、本当に大きなメリットだと思います。

▪️まとめ

電圧降下対策の交換作業が捗る

 

ジョイナーリムーバーを使うことで、

- 膨大なジョイナー交換

- モジュールボードに固定された線路のジョイナー交換

といった手間のかかる作業が、一気に楽になります。

STRV’s Studioさんは個人運営の同人サークルのため、大量生産は難しいと思われます。
気になる方は早めに入手されるのが良いでしょう。

購入先はこちら:
ジョイナーリムーバー(ユニトラック用)

strv.booth.pm

【路面モジュール】第6回 伸縮道路の最終調整:白線補強とかぶせ板の改良

路面モジュール】第6回 伸縮道路の最終調整:白線補強とかぶせ板の改良

前回までで完成した伸縮道路ですが、走行テストを続ける中で改善したいポイントが見つかりました。

elmdcc.hatenablog.com


そこで今回は、白線の貼り直しとかぶせ板の延長といった最終的な仕上げ作業を行っています。
わずかな調整ですが、走行性がさらに安定し、見た目もより自然になりました。

▪️白線が剥がれてきたので貼り直し

走行テスト中、貼り付けていた白線の一部が剥がれかけている箇所がありました。


そこで、一旦白線をすべて剥がし、裏側まで巻き込む形で貼り直しを行いました。

白線を少し長めにカット

板の裏側まで巻きつけるように貼る

これにより、白線が剥がれにくくなり、耐久性が向上すると思います。

▪️最後の板を「かぶせる」構造に改良

3つに分かれた渡り板のうち、最後の1枚を5mm延長して25mmにし、道路の上にかぶせる構造に変更しました。

- 道路に“乗せる”形で設置

- バスは段差を降りる形になるので、磁石が段差に引っかからなくなる

この改良により、踏破性がさらにアップし、スムーズな走行が期待できます。

▪️かぶせ板の裏側にはステンレステープ

かぶせ板は塗装後、白線を取り付けます。
さらに、かぶせ部分の裏側にも短いステンレステープを貼り、誘導レールとの磁力を補強しました。

▪️レイアウトに組み込んでテスト


改良したかぶせ板をレイアウトに組み込みします。
誘導レールは下に差し込み、かぶせ板は道路の上に乗せる形で設置します。


ちょうど道路をレールと板で挟む構造になります。

実際に走行させてみたところ、問題なくスムーズに走行できました。
見た目も自然で、以前よりも完成度が高くなった印象です。

▪️まとめ


今回の最終調整では、以下の2点を改善しました。

白線を裏側まで巻き込むことで剥がれ対策

最後の渡り板を延長し、道路にかぶせる構造に変更

どちらも小さな変更ですが、走行安定性と見た目の両方が向上し、伸縮道路がより完成形に近づきました。

次回は、別のモジュールで新たな問題が発生!?  
長さが短い伸縮道路の構想について取り組む予定です。
どんな改善が必要になるのか、ぜひお楽しみに。

▪️バスコレ道路改善プロジェクトシリーズ

路面モジュール】道路改善プロジェクト 第1回:バスがうまく走れない原因の考察

elmdcc.hatenablog.com

路面モジュール】道路改善プロジェクト 第2回:針金のに変わる新素材ステンレステープ基礎研究

elmdcc.hatenablog.com

路面モジュール】道路改善プロジェクト 第3回:伸縮道路の研究

elmdcc.hatenablog.com

路面モジュール】道路改善プロジェクト 第4回:伸縮道路の塗装とモジュール組み込みテスト

elmdcc.hatenablog.com

路面モジュール】道路改善プロジェクト 第5回:ひとまず完成?隙間と段差を解消する伸縮道路【バスコレ道路】

elmdcc.hatenablog.com

路面モジュール】第6回 伸縮道路の最終調整:白線補強とかぶせ板の改良

elmdcc.hatenablog.com