エルムDCC交流会

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【DCC】続・KATOの車両なら簡単にDCC化できる!【Nゲージ】

Nゲージ車両をDCC化するためのデコーダーの搭載が難しいと考えてませんか?
以前紹介いたしましたが KATOの車両なら簡単にDCC化できます。
【DCC化】KATOの機関車 簡単DCC化【簡単加工】

elmdcc.hatenablog.com

今回は「続・KATO車両を簡単にDCC化する方法」として
「機関車」だけでなく「電車」や「気動車」も比較的簡単にDCCデコーダーを搭載する方法のご紹介です。

動画はこちら

youtu.be

<基盤の種類と入手先>

サークルMT40

mt40.booth.pm

NGDCC 永末システム

www.snjpn.com

入手したデコーダーはサークルMT40の「K3057RA」

元の基盤が「3057」もしくは「3023」と刻印があるものに対応するDCC基盤です。
NGDCC(永末システム)でも同じような形のデコーダー基盤を販売しています。

この基盤は機関車だけでなく電車/気動車にも使われているようです。
同じような形の基盤が他にも数種類あり、ちょっと工夫すればどれも対応可能だと思われます。
サークルMT40の「K3057RA」には予めLEDチップが取り付け済モデルもあります。
はんだ付け作業ナシでDCC化することが可能です。

<基盤交換>

KATO EF58のボディーを外します。基盤の型番はEL1です。基盤を抑えているパーツを取り外します。良く飛ばして無くすので気をつけて作業しました。この爪に引っかかっているのでスライドして持ち上げます。モーター接点を少し持ち上げておきます。

基盤を爪に嵌るようにスライドさせて基盤抑えパーツを嵌めればDCC化完了です。

<調整>

 

ボディをはめてみると少し浮いているようです。

基盤抑えパーツより上に出ている部分はボディーに当たる可能性があります。屋根上パーツを外します。基盤がボディに当たっている箇所をチェックします。ルーターで慎重に削りました。これでちゃんとボディーが嵌りました。

と、ここまでは動画で説明したとおりですが
ボディを削り終わったあとに気がついたのです。

側面ガラスパーツのこの部分が割れていました!
ダイキャストの爪に引っ掛けてボディー固定するためのものですね。側面ガラスには4箇所有るのですが、最近の車両はダイキャストの爪が2箇所しか無いようです。(昔は4箇所だったような気が…)
浮いているのはこのためなのかな?

しかしこの割れた側面ガラスの部分をなんとかするのは大変そうな気がします。
KATOに修理を出すと3000円(送料込みで)オーバーはするでしょう。
う〜〜〜む。

色々考えて、ダイキャスト側に爪を2つ付け足すことにしました。
ダイキャストの爪 4つ
側面ガラスの爪 3つ
3つもあればなんとかなるかもしれません。

使用したのはKSモデルの真鍮角棒
幅0.85mm 厚み0.4mm
を長さ1.2mmぐらいで切り出して接着剤で貼り付けてみました。

ボディーをかぶせて位置を何回も調整したら、なんとかピッタリハマる位置に固定できました。

今回はボディーを外す時に、側面ガラスを割ってしまったんだろうと思います。正しいボディーの外し方は、爪の横辺りに爪楊枝を差し込んで、爪を外してからボディを抜く感じが正解らしい。
いやぁ〜初めてだとこんな方法、分からないんじゃないでしょうか?

結局、この処理のおかげか、ルーターで削ったからか、ボディはちゃんと収まるようになりました。

<電車 両運転台T車>

この形の基盤は機関車だけでなく一部の電車や気動車にも使われています。
T車の場合はモーター出力を省いたT車専用の基盤も販売されています。
NGDCCやMT40で入手できます。

KATO飯田線でこの基盤を使った方法などを詳しく解説しています。

KATO 飯田線シリーズの旧型国電をDCC化~T車〜【簡単加工】

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KATO 飯田線DCC化 M車(サウンド化)【純正基板を活かす方法】

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【DCC化加工】KATO飯田線 両運転台のDCC化

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今回は「続・KATO車両を簡単にDCC化する方法」をご紹介しました。
LEDチップの取り付けは思っているほど難しいことはありません。
機関車だけでなく電車や気動車も簡単にDCCデコーダーを搭載できれば
手持ちの車両がより一層楽しめるようになりますね。