運転会で使用する集合式モジュールレイアウトは、エルムDCC交流会のメンバー各人が製作しています。
エルムのモジュールの規格は以前にも解説しましたが、
2022年現在以下の3つのモジュール規格があります。
・複線長編成モジュール
・単線ローカル線イメージモジュール A4サイズ
・複線路面軌道モジュール ほぼA4サイズ
今回ご紹介するのはそのうち
・複線長編成モジュール
となります。
長年使用して安定的に運用されていた「CCMC千葉中央鉄道模型クラブ」さんのモジュール規格を採用させていただき、長編成が走行できるモジュール規格となっています。
先日の渋谷運転会においても、この集合式モジュールレイアウトを持ち寄って繋げて3600mm×5700mmという広大なレイアウトに展開し公開運転会を行いました。
今回は「駅」「鉄橋」「トンネル」など様々なモジュールレイアウトをご紹介します。
都会の駅 L=2400mm
製作:エノヤン
2面3線 都会の駅
2面3線の折り返し線がある都会が似合う駅
モジュールは分割して収納し保管&持ち運びができるようになっています。
駅のホームは照明も点灯するようになっていて、
取り外しできる駅前ビルや自作の駅名標など細かいところまで工夫されていますね。
普段はこのように列車は走行します。
列車を中線に停めれば、折り返し運転ができるようになっています。
各ポイントは自作の操作板でポイント切り替えできるようになっています。
工場のある風景 カーブ90°
製作:CCMC電気担当
工場のある風景
築堤のカント付きカーブ
工場の建物と道路が線路下にあり立体的な高低差が模型的見栄えをより良くしています。
築堤を利用したカーブ走行シーンの撮影スポットとしてもよく使われます。
カーブ 神社のある風景 カーブ90°
製作:CCMC電気担当
神社のある風景 カント付きカーブ
線路の奥にある小高い山に神社を配置してありがあり奥行き感ががあります。
自作のセンサー式の信号機が設置され車両通過で信号現示が変わります。
トンネルと登山電車 L=900mm
製作:CCMC電気担当
トンネルと登山電車(自動運転)
モジュール走行車両は山の下部のトンネル部を通過します。
山の上部には勾配区間を登山電車が走行しています。
登山電車は自動運転になっていて2列車が交互に入れ替わります。
トンネル内も点灯 トンネル出口の保線員が良いアクセントですね。
複線築堤と単線 L=600mm×2
製作:エルムブログ管理人
複線築堤と単線交差
複線と単線の両モジュール規格に対応しています。
撮影台としても使えるように考えて製作しました。
L=600mmを2つ製作し繋げてもも別々でも使用できるようになっています。
下部単線は直っ角交差になっていてモジュールの向こう側へ抜ける路線も設定できるようにしてあります。
鉄橋 L=1200mm
製作:CCMC電気担当
L=1200mmの長い鉄橋
編成の長い車両も一望できる長い鉄橋
フレキシブルレールを使ったロングレール化で集電不良や脱線などのトラブルを予防してあります。
河川敷には釣り人の姿がありました。
片側トンネルとガーダー橋 L=1200mm
製作:CCMC電気担当
片側トンネルとガーダー橋
奥側線路のみカーブしてトンネルへ
小さな川をガーダー橋で渡ります。
車両を感知して点灯する信号機が2つあり連動して順次点灯&変化
信号現示は時間経過で変化するようになています。
自作信号機用のCDSセンサーが線路に埋め込んである。
この信号機はGMの信号機をLEDで点灯化させマイコンを使って点灯現示を変化させているそうです。信号点灯化の製作を行った「CCMC電気担当」の動画で製作過程が詳細に見られます。
許可を得てリンクを貼らせていただけることになりました。
信号点灯化にご興味があれば、こちらも是非ご覧ください。
グリーンマックス信号機製作・点灯化01(Nゲージ鉄道模型) - YouTube
グリーンマックス信号機製作・点灯化02(Nゲージ鉄道模型) - YouTube
グリーンマックス信号機製作・点灯化03(Nゲージ鉄道模型) - YouTube
紹介しきれていないモジュールは他にもいくつかあります。
次回は「ヤード編」です。