エルムDCC交流会はDCCだけでなくモジュールレイアウト製作も楽しんでいます。
モジュールレイアウトの製作にあたっては、
同じサイズのレイアウトを2個(偶数個)製作するようにしています。
運転会でオーバルに組んだ時に偶数個で組まないとオーバルにならない(円に繋げることができない)からです。
レイアウトボードは既製品を加工したり、自作したりと様々です。
メンバーにはモジュールレイアウトの経験豊富な方もいらっしゃるので、アドバイスをもらいながら製作することができます。
年に数回行われる運転会では、各自製作したモジュールレイアウトを展開してDCC車両の運転を行なっています。
DCCやモジュールレイアウトに興味のある方は是非見学にいらしてください。
モジュールレイアウトの規格は様々なDCC車両を楽しむために少しづつ規格が増え、現在3種類になりました。
エルムDCC交流会で採用しているモジュール規格をまとめてみました。
複線モジュールレイアウトボード CCMC規格
KATOのレールを使用した長編成が走行できるレイアウト
CCMC(千葉中央鉄道模型クラブ)さんと同一規格を採用しています。
<長さ>直線距離方向の長さは以下のどれかであればOK
300mmの偶数倍 600mm 1200m 2400mm
450mmの偶数倍 900mm 1800mm
<奥行き>
幅は120mm程度から600mm程度まで自由
会議室で使う折りたたみテーブルを使用することが多いので
450mm程度までにするのが無難
<ボードの高さ>
底面(ボードの下)から線路面(ボードの上面)まで100mm
<線路配置>
・線路端はKATOユニトラック複線線路を使用
・複線間隔は線路の中心同士で33mm
・ボードの端から50mm離して線路を設置
・中間部分はフレキシブル線路でもユニトラックでもOK
<フィーダー線>
KATOのフィーダ線を使用し、オーバルに配置した時に外側(観客側)を白色、内側を青色にする
外側(観客側、オーバルに配置した時、外側になる面)
内側(オーバルに配置した時、内側になる面)
<接続>
モジュール間の接続はユニトラックスライド線路を使用
単線モジュールレイアウトボード A4サイズモジュールレイアウト
持ち運びを考慮したモジュール規格
TOMIXのレールを使用した短編成向け単線モジュールレイアウト
A4木製パネルを使用して作成、自作でもOK
<長さ>直線距離の長さ
297mmが基本単位
<奥行き>
幅は210mmが基本、37mm〜420mm程度までなら自由
<ボードの高さ>
底面(ボードの下)から線路面(ボードの上面)まで40mm
ボードの裏に高さを調節できるネジなどを取り付けるのが好ましい
<線路配置>
・線路はTOMIXファイントラック線路を使用
・ボードの端から1mm前後はみ出して線路を設置
(例)A4長辺の長さ297mmの場合
・S140+S158.5=298.5mm 両端で0.75mmはみ出す。
・S280+S18.5=298.5mm 両端で0.75mmはみ出す。
・線路端でファイントラックと接続できれば
中間部分の線路は、ファイントラックでなくてもOK
<接続>
線路端は1mm前後ボードより出るようにして、線路同士で接続
<フィーダー線>
TOMIXのフィーダ線を使用し、オーバルに配置した時に外側(観客側)を白色、内側を青色にする。
路面モジュールレイアウトボード ほぼA4サイズモジュールレイアウト
持ち運びを考慮したほぼA4サイズのモジュールレイアウトボード
KATOユニトラム線路を使用した路面電車向け複線モジュールレイアウト
A4木製パネルを使用してサイドに厚さ5.5mm高さ40mmの帯板を接着して作成、自作でもOK
<長さ>直線距離の長さ
310mmが基本単位
<奥行き>
幅は210mmか308mmが基本
<ボードの高さ>
底面(ボードの下)から線路面(ボードの上面)まで40mm
<線路配置>
・線路はKATOユニトラム線路を使用、単線ユニトラックをぴったりくっつけて使用してもOK
複線間隔は線路の中心同士で25mm
・ボードの端から1mm前後はみ出して線路を設置
(例)長辺の長さ308mmの場合
・124+186=310mm 両端で0.75mmはみ出す。
<道路配置>
・バスコレを走らせる場合は、道路幅24mm、ユニトラム線路の道床端から道路のセンターまで12mm
・道路の高さは6.5mm
<ボードの高さ>
底面(ボードの下)から線路面(ボードの上面)まで40mm
<フィーダー線>
KATOのフィーダ線を使用し、オーバルに配置した時に外側(観客側)を白色、内側を青色にする。