今回DCC化する車両は、
TOMIX 98759 東武100系スペーシア(雅カラー)セット
の動力車(M車)です。
KATO モーターデコーダーEM13を使用してDCC化します。
マイクロエースの車両のDCC化も行いましたが、TOMIXも同じような工程でDCC化していきます。
以前の記事はこちら
デコーダー→モーターの配線ではどうしても床パーツに穴を開けなければいけませんが、それ以外は、なるべく元の状態に戻せるように加工していきたいと思います。
車両をバラす
ボディを外します。
床パーツをピンセットを使って外します。ピンセットは先端が平らなものを使用しました。
絶縁する
床パーツの裏側の集電板にポリイミドテープを貼って絶縁します。
黒い絶縁シートは取り除きます。集電板に油が付着しているので綺麗にしておきます。
ポリイミドテープを5mm幅に切り出します。
綿棒を使ってきれいに貼り付けます。
集電板押さえの突起部分に切り込みを入れてテープが浮かないようにしています。
床パーツに穴を開ける
モーター集電バネの横あたりにリード線を通すための穴を開けます。
印をつけて0.8mmの穴を開けました。
念の為、穴の周辺も絶縁テープを貼り付けて穴を開けました。
モーターの集電バネにリード線をはんだ付けしてありますが、この方法で床パーツ嵌めようと思ったらバネがくるくる回ってうまいこと床パーツがハマりませんでした。バネを使わずモーターの接点に直にリード線をはんだ付けする方法もありますが、もう少し良い方法を思いついたので、この後リード線を取り外しました。
デコーダ→モーターのリード線を配線する
モータへの配線は、導電性テープを絶縁テープに貼ってモーターバネで集電する方式にしました。
0.35mmの被膜銅線を2本予備はんだ
導電性テープを1cm程度の長さでカット(2個)
更に5mm幅にカット
モーターの集電バネの横あたりに貼り付けるので大きさ確認
導電テープに予備ハンダして、リード線をはんだ付け
絶縁テープの上から導電テープをモーターの集電バネの横あたりに貼り付けます。
(集電バネが当導電テープに接触するようにに気をつけながら)はんだ付けした場所だけ絶縁テープを貼り付けます。
フライホイールにリード線が当たらないように注意しながら穴に通します。
床パーツを組み戻します。
線路電源→デコーダーの配線
線路電源からの集電は、厚さ0.1mmのリン青銅板を4mm幅に切り出して差し込む方式にします。
25mm程度の長さにカット(2本)
10mm辺りのところで折り曲げる
折り曲げた方に予備はんだ
0.35mmの被膜銅線を2本予備はんだしてからはんだ付け
リン青銅板を差し込んで
デコーダーはこんな感じで取り付ける予定
今回使用したリード被膜線はいつもより少し太めの0.35mm。デコーダーを天井付近で保持するために線を太くしてあります。
デコーダー配線
モーター接点に予備はんだ
給電接点にも予備はんだ
デコーダーの穴に通してからはんだ付け
線を穴から通して天井付近での保持力を上げる作戦
モーターリード線もはんだ付け
ボディを被せて完成
外から見てもデコーダーが目立たないようになりました。
場合によってはリード線を黒色等に塗ったほうがより目立たないかもしれません。