NゲージDCCサウンドのスピーカー
DCCサウンドのスピーカーとエンクロージャーは、メーカー純正品の音が良いのは当たり前ですが1つ1500円程度します。
自分の場合はデコーダーを載せ替えて使用する方法なので、各車両にスピーカーを搭載する必要があります。
そのためスピーカーとエンクロージャーは搭載する車両数だけ必要になってくるので、なるべくコストを抑えてそこそこの音が出るものを考慮しています。
<スピーカーとエンクロージャーの入手>
最近、Aliexpressで購入したスピーカー
15×11×3.5mm 8Ω 1w
Sonyエクスペリア用
Aliexpressでスマホ用のスピーカーが単体で売っていましたのでこれを購入。
この価格に送料などを入れると1つ80円〜100円ほどになります。ただし中国製なので購入してみないと音量等どんな感じで鳴るのか分からないというリスクはあります。何回かAliexpress内の違うお店でも購入していますが今のところ問題なしでした。
エンクロージャーに使用するのはタカチと言うメーカーのプラケースです。電気工作などのに使うケースなんでしょうか?こちらは千石電商などで1つ100円程度で手に入ります。
タカチ電機工業 SW-15B SW型プラケース
サイズ(W)10(H)10(D)15
<エンクロージャーについて>
エンクロージャーとは何なのでしょうか?
スピーカー単体では、いくら音調を上げてもショボい音しか出ません。
スピカーの振動板の裏側に蓋をすることで、正面から出る音がより大きく力強くなります。エンクロージャーは、音量を上げる部品としてはかなり重要です。エンクロージャーの大きさや深さによって音量や音質が変化します。なるべく大きく深くしたいのですが、車両に入れられる大きさとの兼ね合いとなってきます。
<測定しておく>
スピーカーを搭載予定の車両ボディーの深さ(高さ)を測っておきます。
床下を付けたときのボディ内の空間の高さは、窓ガラスの縁から天井までの高さだと思いますのでここをノギスで測りります。この車両の場合、8mm程度です。KATOの車両の場合6〜8mm程度の場合が多いです(機関車は除く)
スピーカーの厚みは3.5mm~4mm
エンクロージャーに使用するタカチのケースは、上面から下面にかけて少し裾絞りのような台形型をしてます。
上面は約10mm、下面は約9.5mmです。
<エンクロージャー切り出し>
ボディの室内空間の高さは8mm
スピーカーの厚みはやく4mmなのでボディに入れるには、
(4mm+3.5mm=7.5mm < 8mm)3.5mmの厚みでケースを切り出します。
マスキングテープを、3.5mmの幅で切り出します。
ケースにまっすぐ貼り付けます。
ルーターに回転刃を付けて、テープのラインに沿ってカットします。
#240ぐらいのヤスリに少し水を垂らしてカット面を整えます。
水に濡らしてヤスリをかけると
「ヤスリの目が詰まらない」「削りカスが飛び散らない」という利点があります。
厚みが違うこともあるので、時々ノギスで厚みを測ります。切り出し完成しました。残った方もエンクロージャーとして使えます。
ケース1つでエンクロージャー2つ製作可能です。
切り出した方には穴が空いてます。
100均のUVレジンを使って穴を埋めます。
100均の旅行用手鏡の上に置いて、陽の当たる窓際などに1時間も放置しておけばすぐに固まります。(鏡は無くても日光(紫外線)が当たればOK!)
<スピーカーと接着>
スピーカーには接着のためのテープが予め付いています。
白い剥離紙を剥がすとスポンジテープの接着面が現れるので、カットしてケースに接着します。
振動板と黒スポンジの間にあるシリコンは振動を吸収するためのものだと思われます。剥がさないように気をつけます。
エンクロージャーがスピーカーより少し小さめですが音的には問題有りません。振動板に触らないように接着します。
黒いゴム系接着剤で、隙間を埋め固めていきます。少しでも隙間があると音が抜けて音量が小さくなってしまうのでしっかりと穴埋めしておきます。このまま一晩放置して固まったら完成です。
<完成>
スピーカー線をはんだ付けするときは、ハンダごてとスピーカーが磁力で吸い付て作業が煩わしいので、テープで固定してからはんだ付けを行っています。