エルムDCC交流会

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【簡単加工】KATOのスロットレスモーター問題と簡単加工

2023年7月発売のKATO 『113系 1000番台 横須賀・総武快速線』品番10-1801を購入しました。
サロが元特急車両というちょっと変わった編成ですね。

さてこの車両、巷でうわさのスロットレスモーター車でした。
KATOの新製品からこのモーターが使われているらしいですが、TOMIXのポイントで誤作動を起こすみたいです。
エルムの車両基地モジュールもTOMIXのポイントを使用していて、案の定ポイント誤作動で脱線してしまいました。
運転会では車庫付近の脱線は他のエンバーに迷惑がかかってしまうので、この車両をなんとかしたいと思います。

<原因は強力な磁力>スロットレスモーターは磁力が強力らしく、それが原因でTOMIXのポイントで誤作動が起きるようです。
因みに自宅レイアウトではユニトラックのポイントを使用していますが、そこでは問題ないです。

ネット情報を頼りにホームセンターにて磁性のある金属板を購入してきました。
Eggsの ホワイトボード用鉄板 100mm×200mm
お値段は300円程度でした。
磁性のある金属なら何でも良いらしいので、
ブリキの板とかにしようと思っていたのですが売り切れでした。ブリキ板なら250円程度でした。(ブリキは鉄とスズの合金で磁性があります。)板の厚みはT=0.25mm10mm×30mm に切り出します。
カットには、Scochのチタンコートされたカッター刃を使います。
0.2mm〜0.3mm程度ならコレで切れます。100円ショップでも売ってました。
金定規を当てて何回も切込みを入れます。鉄製なのでモーターに直接貼り付けると電気的なトラブルになる気がしたので、
床下に貼ることにしました。

電気の通る線路との接触もトラブルになるので、絶縁テープを貼ってから床下にゴム系接着剤で貼り付けました。

結果は失敗でした!床下のクリアランスがあまりない構造のため、ちょっとした線路の起伏に引っかかってしましいます。絶縁テープの厚みも関係していたと思います。
(写真は既に金属板を取り除いた状態)

<作戦変更>
仕方がないのでモーターに直に貼り付けることにします。
モーターの大きさにカットします。

後は磁力で勝手に張り付きます。
念のため絶縁テープ側をモーターと接触する側にしておきました。

自宅レイアウトではTOMIXのポイントを使用していないので、在庫のTOMIXポイントを引っ張り出してきて実験した感じでは問題なくポイントを通過できました。
走行自体もスローが効いてよく走る動力です。

後は本番のエルムの車両基地でのポイント通過がうまくいくかどうか?
今後も検証していきます。