作ってもらった3Dデータを発注して出力するところまではできました。
今回は、知識0から3Dプリントのデータ製作に挑戦します。
前回の記事はこちら
<3Dプリントのデータ製作に挑戦>
前回作成したエンクロージャーの深さは、4mmでした。
出来上がったエンクロージャーをエルムDCC交流会メンバーに配布してご意見を募集したところ
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クロージャの深さを何種類か用意すると、
なるべく深いものを現物合わせで選べてよくなると思います。
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と言った意見をもらいました。
確かにスピーカーを搭載する車両によって、
もっといろんな深さに対応できた方が良いでしょう。
ということで、自分で3Dデータを作ってみることにしました。
今回もあやのさんにいろいろとお世話になりました。
<3Dソフトと使い方の勉強>
3Dソフトは、[Fusion360]と言うMac用のソフトを使用しました。
個人利用なら無料で使用可能で、かなりの高機能です。
あやのさんがこのソフトを利用していたので同じものにしてみました。
使い方はyoutubeで勉強しました。
とても参考になりました。便利な世の中になりましたね。
はじめてのFusion360
やのすけ【初心者向けFusion360解説】
作りたいエンクロージャーは、ただの立方体なので初心者が手をつけるには向いていますね。
あやのさんに前回のデータを制作したときのPC画面キャプチャ動画を頂いたので
それと合わせて勉強しました。
動画を見ながらソフトの練習をして、早速データの制作をしてみました。今回作ったデータは4種類
エンクロージャー1個の大きさ
11✕15✕1mm 枠(高さ調整用の枠)
11✕15✕3mm
11✕15✕5mm
11✕15✕7mm
これを縦8個✕横2個に並べて
データサイズは
116 X 7 X 148mm
です。
白色レジンで2セット発注です。
データサイズは
116 X 7 X 148mm
2セットで $8.48
送料 $7.08
合計 $15.56
でした。
1セットあたり$4.24ですね。前回より少し高いですが、レジンの使用量が多いからでしょうか?
送料は前回と同じです。$1=150円とすると
大体 2300円程度ですね。
今回も安くて遅い到着の送料で注文しました。
10日ほどで到着しました。
<完成>
出来上がりを見てみます。
きれいに仕上がっていると思います。
1mm幅の枠は少し歪んでいますね。
材質の性質で、きっと細い線はこうなってしまうものなのでしょう。
これぐらいなら使用に問題無いのでので、気にしないことにします。
3mm+1mm枠を使って深さ4mmのエンクロージャーを試作してみます。黒いゴムの接着剤を使って全体を覆います。
こんな感じで仕上げます。
タカチのケースを使ったものよりもスッキリしました。
音質はあまり変わりません。
加工の手間がない分かなり楽になりました。
知識0から3Dデータを制作し発注して3Dプリントができるようになりました。
3Dプリンター自体も安くなりましたが、設置スペースやメンテナンスや使用頻度を考えると
中々購入に踏み切れませんでした。
3Dプリントを発注してしまえばこういった問題も解決できますね。
3Dデータの制作もyoutubeで勉強して、簡単なものなら作れるようになりました。
簡単な形状でNゲージ用パーツで作れそうなものはどんな物があるでしょうか?
需要があれば練習がてら作ってみたいと思います。