エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【DCCサウンド】KATOコキ107をDCCサウンド化して機関車サウンドを楽しむ【機関車サウンド】

Nゲージの機関車をDCCサウンド化するには、車両をバラしてダイキャストを削ったり、細かい配線を緻密に設置したりとそれなりの技量が必要です。
今回は、機関車のDCC化は簡単な方法で済ませることにして
機関車のサウンドを、コンテナ貨車から出す方法にチャレンジします。
この方法なら、DCCサウンド搭載が機関車に直接搭載するよりも比較的簡単にできて、サウンド音量も機関車搭載時より良くなると期待してます。

動画はこちら

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<貨車にDCCサウンドデコーダーを搭載するメリット>

DCCサウンドデコーダーを コンテナ貨車に搭載してみました。コンデンサーを大容量1000マイクロファラッドに交換したので、走行中の音の途ぎれなどもなく
スピーカーエンクロージャーは10ミリ以上の深さが有り、下向きに搭載することによって音抜けも良いので吊り掛け音の低音も、VVVFのこう音も、良く響きます。

デコーダー搭載コンテナの交換で、国鉄型機関車の音からJR機関車の音に変更することも可能になります。
DCCデコーダー自体も音の入れ替えができるので、
手持ちの機関車や好みに合わせて様々な機関車の音に対応が可能になります。

<コキ107の集電加工>

DCC化する貨車はKATOのコキ107と、コキ107集電機能付き台車を使用します。幅2ミリ、長さ15ミリの長さで、銅板を切り出します。

 

銅板のカドをヤスリで面取りしておきました。4軸集電にするため細い銅線を、台車間の長さに切り出します。

 

先程の銅板に、銅線と細い被膜線をはんだ付けします。

 

台車を外してダイワクの重りも取り外します。

集電版を仮置きして、銅線がダイワクの両端になるように調整します。
重りを被せて、銅線が隠れるようにします。

台車の集電シューが当たる位置に 集電版をゴム系接着剤で固定します。

細い被膜線は、台車に当たらないように上の方に出しておきます。
車輪が当たりそうなところには、絶縁テープを貼りました。

<ナックルカプラーに交換>

アーノルドカプラーをナックルカプラーに交換します。
使用したのは、ホビセンターカトーから出ている
「マグネティックナックルカプラー カプラーポケット用」
品番 28-257

2つのパーツを組んでから カプラーポケットに入れて蓋をして出来上がり。

ナックルカプラーは色々出ていて今一つ良くわかってません。

機関車のカプラと微妙に高さが違うようです。
高さ調節が難しいのですがどうやったら良いのでしょうか?


<スピーカーとコンテナの準備>

 

スピーカーとエンクロージャーを、黒いゴムの接着剤で覆います。
隙間から音が漏れないようにするためです。密閉したほうが良い音が出ます。

 

トミックスの31フィートコンテナは、中にハシラ状のものがあるので、これをカットします

ルーターやヤスリを使って、平滑にしました。

デコーダーの準備>

31フィートコンテナの中に、スピーカー、コンデンサー、DCCサウンドデコーダーを入れていきます。
スピーカーは8Ω1W 幅11mm 長さ15mm 深さ12mm
コンデンサーは 25V1000uF
デコーダーは デジトラックス SFX004 サウンドデコーダー 幅16mm

HO用のデコーダーなので、エヌゲージにそのまま入れるには幅が少し大きいです。

 

厚さ1ミリの板鉛をコンテナの内側のサイズに切り出して、絶縁テープを貼っておきます。

 

デコーダー付属のコンデンサーを、1000マイクロファラッドのコンデンサーと交換します。

スピーカーも交換しました。
線路からデコーダーへの接続は、ハーフピッチのメスコネクター化しました。

台車からの集電線は、ハーフピッチのオスコネクター化しておきます。

<31ftコンテナに収納>

 

板鉛をコンテナの天井裏に接着
スピーカーとコンデンサーをゴム系接着剤で固定
デコーダーは、斜めに入れることでコンテナ内に収まりました。

31ftコンテナにDCCサウンドレコーダーを収納

<20ftコンテナに収納>

220フィートのコンテナの場合は、2つに分けて入れ込みます。こちらで使用するデコーダーは、SmileSound MINI Next18
片方にはスピーカーとコンデンサーを入れました。
もう片方にデコーダーを入れます。デコーダーの裏側に「ひっつきむし」を取り付け、取り外しが可能なようにしました。
スピーカーも「ひっつきむし」で固定するように改良しました。
「ひっつきむし」で固定したほうが、スピーカーの音のビビリを抑えられるように思います。

3つ目のコンテナには、集電向上のためのおもりを搭載します。

ネクター接続にしたので、デコーダー搭載のコンテナ交換が可能になります。

20ftコンテナにDCCサウンドデコーダーを収納



サウンド車両はDCCの楽しみ方の一つですが、機関車にDCCサウンドを組み込むには、
少々難易度が高い加工技術が必要なので躊躇してしまうことがあります。
サウンドだけ貨車の方に組み込めば、難易度はグッと下がります。
機関車自体から音が鳴っていないので 音のズレが気になるかと思いましたが、
レイアウトを走らせるなら全く気になりませんでした。
コンテナを積み替えれば 牽引する機関車のバリエーションも変えられるので
メリットはあると思いました。

<お知らせ【エルムDCC交流会 公開運転会】>

エルムDCC交流会主催で、公開運転会を行います!

日時:2024年2月11日(日)11:00〜15:00
場所:横浜市神奈川公会堂 第一会議室
主催:エルムDCC交流会

NゲージDCCにご興味のある方、是非お越しください。

詳細はこちら

elmdcc.hatenablog.com