エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

持ち寄って繋げる!路面モジュール製作〜2〜

前回からのつづきです。

elmdcc.hatenablog.com

 

フィーダーの配線

 

ユニトラム裏側にはユニトラム専用フィーダー線をつけるところがあります。

フィーダー線を分解しました。


ボードに6mmほどの穴を開けて裏側か露フィーダー線を通します。


フィーダー線を組み戻します。

ボードに向かって手前側が「白」、奥側が「青」になるように配線します。ユニトラム専用のフィーダー線は、線路の向きが決まっているので注意します。



土台の作製


道路にはバスコレを走らす構想が流のでした準備しておきます。ヒノキの6mm角棒で囲いを作りその中に5mm厚のスチレンボードを貼りました。

バスコレ道路は自作します。針金を通すために端の少し削っておきました。

ヒノキの角棒のサイド面を土台と同じペンキで塗装しました。

もう一方のモジュールボードも同じようにヒノキの角棒で囲います。
KATOの路年電車ホームを利用できるように囲みます。

道路の印刷


道路はデザインソフトで製作してプリンターでプリントアウトしました。
「マットフィルム用紙」に印刷して0.5mmの厚紙に貼ります。
表の道路に沿って裏面には針金を貼り付けています。


ユニトラム軌道と、道路上面がほぼ同じぐらいの高さになりました。

 

電停とホームの設置、路面軌道と専用軌道

 

GMの電停とKATOの路面ホームを塗装してシールなどを貼り付けました。

 

駅を取り付けてみました。

モジュール右は路面軌道と電停、低床車両はこちら側に停車

モジュール左は専用軌道とホーム、高床車両はこちらに停車


専用軌道にはバラストを蒔いてあります。

建物を仮置きしてテスト走行してみました。冒頭の動画がその様子です。


コーナーモジュールも同様に施工してあります。

これで土台が完成!
そのうち建物や小物、人形や自動車などを配置して街を賑やかにさせていきます。

次回運転会まであと2日、どこまでできるかな?

屋根塗装とスミ入れ チビ電「チキンラーメン号」

屋根塗装と色差し

先日DCC化したKATOチビ電「チキンラーメン号」は、どうにもおもちゃっぽさがあるように感じでおりました。他の路面電車と並べたときにも違和感があります。そこで今回は、屋根だけでも塗装してみる事にしました。

元はこんな感じでした。

f:id:elmDCC:20220416150148j:plain

おもちゃっぽさの原因は、この屋根の色だと思います。

屋根塗装

f:id:elmDCC:20220416150256j:plain

f:id:elmDCC:20220416150325j:plain

ボディを外して裏返すと屋根の固定している爪が見えますので、マイナスドライバーで爪を外します。かなり硬かかった。

他の路面電車の屋根上は結構明るい色だったので、
屋根は「灰色9号」、パンタグラフは「ねずみ色1号」で塗装してみました。

f:id:elmDCC:20220416150405j:plain

スミ入れ

f:id:elmDCC:20220416151327j:plain

屋根を明るい色で塗ったせいもありますが、立体感がありませんでした。
クーラーなどに墨入れしてみます。

f:id:elmDCC:20220416151646j:plain

f:id:elmDCC:20220416151846j:plain

さすがKATOの車両、ちゃん屋根上機器の細部まで表現されています。
スミ入れでより立体的になりました。

f:id:elmDCC:20220416152147j:plain
f:id:elmDCC:20220416152133j:plain

 

作中の路面モジュールに置いてみました。

f:id:elmDCC:20220416152427j:plain
屋根を塗っただけですがだいぶ印象が変わりました。

持ち寄って繋げる!路面モジュール製作〜1〜

次回運転会より新規格「路面モジュール」を始動される事になりました。

A4単線モジュールの発展系となるモジュールになりそうです。

路面モジュール規格

●直線モジュール
・A4パネルに帯板を2枚貼りつけて長辺308mm
・帯板 厚さ5mm 長さ210mm 高さ40mm
・道路幅 24mm 線路の両脇に配置

 

ユニトラックの線路
124+186=310mm
ボード端で約1mm(両端で2mm)ほどボードからはみ出す形になります。

f:id:elmDCC:20220412113137p:plain

直線モジュールのボード

f:id:elmDCC:20220412113308p:plain

線路配置配置

路面モジュール断面図>

ユニトラム線路を使った場合の路面断面図

 

・ボードの高さ 40mm
・ユニトラム線路の厚み 6.5mm
・バス道路の幅 24mm バス用針金位置 道路の中心 12mm
・バス道路の厚み 6.5mm

 

ユニトラック単線線路を使った場合の断面図

・ボードの高さ 40mm
・ユニトラック線路の厚み 6.5mm
・ユニトラック線路の端と道路の間 6mm開ける
・バス道路の幅 24mm バス用針金位置 道路の中心 12mm
・バス道路の厚み 6.5mm

 

ユニトラム線路がなかなか再生産されないでの、最近は入手困難になってきています。
ユニトラック単線線路を2つをピッタリくっつけて配置すると
ユニトラムと同じ25mmの複線間隔になります。
道路を設置するときは、ユニトラム線路と合わせるために
単線線路の道床の端から6mm離したところに道路を設置するようにします。

(※追記:2022年12月 断面図作成:えのやん氏)

基本は図のような線路配置になると思われますが、隣のボードと繋がればOKなので建物スペースを少なくして線路を中央寄りに配置するなどは自由です。

f:id:elmDCC:20220412114111j:plain

f:id:elmDCC:20220412114145j:plain

f:id:elmDCC:20220412114418j:plain

帯板は両端に接着

写真では1cm角の檜の棒も接着してありますが、以前使用していたパネルを再利用していた為で実際には必要ありません。

帯板をA4パネルの両端に貼り付けるだけで、直線モジュールのパネルは出来上がりです。

f:id:elmDCC:20220412114738j:plain

f:id:elmDCC:20220412114803j:plain

モジュール同士の接続部はユニトラックのジョイナーだけで接続されます。複線のジョイナーで接続すれば結構しっかりと接続されました。

接続部のボードは少し隙間ができる仕様です。

※帯板について
帯板はホームセンターのカットサービスを利用しました。
最近はカット料金が1カット30~50円程度取られるので、
細かくカットをお願いするとカット代金が結構かかりました。

 

●高さ調整機能
ボードの高さを調整するために、ダイソーで購入した厚さ15mmの木片に直径6mmの穴を開けます。
そのにM4の爪ナットを埋め込んで、長さ30mmのM4ボルトで脚を作ります。
これで微妙な高さ調整ができるようになりました。

f:id:elmDCC:20220412221433j:plain

●運搬&収納性
持ち寄って繋げる!がコンセプトのモジュール企画なので、運搬&収納性は重要です。
帯板を作り際にあらかじめ側面板も作っておきました。
側面板をボードのサイドを重ねてから固定して直径6mmの穴を開けて、ボードの裏側からM4爪ナットを埋め込みます。
高さ調整用の足を利用して側面板とボードをネジで固定できるようにしました。

f:id:elmDCC:20220412221605j:plain

f:id:elmDCC:20220412221640j:plain

側面板固定用の穴

一回失敗したので余計な穴が空いてしまっているのはご愛嬌…

f:id:elmDCC:20220412221850j:plain

f:id:elmDCC:20220412221857j:plain

BOX形状になるようにすれば重ねて収納することもできます

ボード2枚1組で箱型になるようにすると、重ねて収納できるようになりました。

 

●ユニトラム線路の固定
ユニトラム線路は裏側の真ん中のネジを外して、

f:id:elmDCC:20220412222029j:plain

ユニトラムの裏側 このネジを外すと前面の線路中央パネルが外せるようになる

 

マイナスドライバーで丁寧に押し上げると外れるようになります。

f:id:elmDCC:20220412222125j:plain

精密マイナスドライバーで丁寧に押し上げるとはずれる

 

これで隠れていた釘穴を使って釘で固定できるようになりました。
釘はKATOの13mmの固定釘を使用しました。

外したパネルは、パチパチとはめればしっかり固定されるようです。

 

●コーナーモジュール

・300mm正方形のジャケットパネルに4mmの帯板をつけて308mm四方とする
・帯板 厚さ4mm 長さ300mmと長さ 308mmを組み合わせる

線路
ユニトラム線路でコーナーを作成

コーナーモジュールについてはまだ確定的な規格ではありません。
まずは上記のアイデアでボードを作成してみました。

f:id:elmDCC:20220412223134j:plain

f:id:elmDCC:20220412223209j:plain

線路を置くとこんな感じです。

f:id:elmDCC:20220412223309j:plain

f:id:elmDCC:20220412223313j:plain

 

~つづく~

elmdcc.hatenablog.com

小型動力車のDCC化 KATO EM13を小さくして使う

小型動力車にKATO EM13 モーターデコーダーを搭載してDCC化しました。
EM13を小さくして使えば、鉄コレなどの小さな動力車でもDCC化することができます。
小さくすると例えば20m級の車両の室内にデコーダーを搭載する際にも
外から目立たなくすることも可能になります。

 


www.youtube.com

 

KATO EM13を小さくして使う

f:id:elmDCC:20220404230729p:plain

脚の部分をここでカットする。

モーターの配線は、

f:id:elmDCC:20220404230825p:plain

f:id:elmDCC:20220404230830p:plain

どちらでもOKです。

あとは給電線を側面の集電基盤の何処かにはんだ付けすれば、EM13を小さくして使用できるようになります。

サイドの凸部分(穴のあるところなど)は削っても問題ないので、デコーダー搭載時に微妙に幅が狭い場合には削ってみるのも良いと思います。

車輪・車軸の清掃とウェイトの追加

今回加工した車両は「KATO チビ電 チキンラーメン号」でした。

f:id:elmDCC:20220404232103p:plain

デコーダーは天井に着くようにして、外から見ても気にならないようにしました。


この車両、2両編成ですが動力車は集電が2軸だけなので、
ポイント部などでギクシャクした動きになってしまいます。


そのため動画には映っていませんでしたが、車輪と車軸の清掃をしました。

f:id:elmDCC:20220404232617j:plain



また、車両も軽くくて集電不良になりやすいかと思いましたので
鉛板のウェイトを適当にカットして追加しました。追加ウェイトは全部で約3gでした。

f:id:elmDCC:20220404232707j:plain

暑さ1mm鉛板をカットして2枚重ねにして搭載

f:id:elmDCC:20220404232815j:plain

f:id:elmDCC:20220404232837j:plain

 

トレーラー車の作りは、動力車とほぼ一緒の構造になっていて
モーターがついていないだけでした。
集電板などはそのまま同じ構造になっているので、どうしても動きがギクシャクしてしまうようだったら、トレーラー車からも電気を供給してもらうようにすれば良いかと思います。

ただちょっと加工が手間なのでしばらくこのまま様子を見る事にします。

 

A4サイズモジュールレイアウトでDCC公開運転会

 まん延防止等重点措置も解除されコロナも少し落ち着いてきました。

コロナ対策を万全にして次回運転会を開催したいと思います。

A4サイズモジュールレイアウトでDCC公開運転会

以前の運転会の様子


www.youtube.com

 

電車で持ち運べる!持ち寄って繋げる!
A4サイズ モジュールレイアウト
運転会を開催します。
走行する車両は【DCC】車両です。
今回は新モジュール規格「路面モジュール」の試験走行も企画しています。

次回公開運転会

日時:2022年4月29日(金)11:30~15:30
場所:神奈川公会堂1号会議室
  http://kanagawa-kokaido.jp/map/map_top.html

駅前イオンの建物の裏側になります。

 


DCCに興味のある方、モジュールに興味のある方、ぜひ見学に来てください。
Nゲージ模型工作などいろいろとお話ししましょう。
事前参加申し込みなどは必要ありません。もちろん見学無料です!

 

当日は感染対策のためマスク着用でお越しください。
また感染状況によっては運転会が中止になる場合もあります。
その際はこちらでお知らせいたします。

路面電車線レンタルレイアウト「西イケ」

レンタルレイアウト「西イケ」

池袋駅西口
Imon池袋店のちょっと先にあるビルの地下1Fに
日本最大級のNゲージレンタルレイアウトを謳う
「N Scale TOWN 西イケ」さんがあります。

日本最大級のNゲージレンタルレイアウトを謳う「西イケ」さん
広いスペースには1〜21番線まで線路があります。

今回は、路面電車線の7〜8番線をレンタルしてみました。
路面軌道のレンタルレイアウトは珍しいのではないでしょうか?
トラバーサーがあるというネットの情報に興味を惹かれました。

 

レンタルレイアウト「西イケ」
7~8番線 路面電車
エンドレス+枝線×2

f:id:elmDCC:20220318220655p:plain

7~8番線はオーバルから2つの視線が出ているような線形になっています。

 

情景

建物ストラクチャーは既製品を上手に使いLEDによる室内照明が施されていました。

f:id:elmDCC:20220318221445j:plain

f:id:elmDCC:20220318221508j:plain

f:id:elmDCC:20220318221525j:plain

f:id:elmDCC:20220318221558j:plain
街灯や駅の照明もちゃんと点灯しています。

f:id:elmDCC:20220318221650j:plain

f:id:elmDCC:20220318221731j:plain

自動車のライトとテールも点灯

f:id:elmDCC:20220318221804j:plain

f:id:elmDCC:20220318221823j:plain

歩道はシールっぽい素材でタイルの模様までありました。

f:id:elmDCC:20220318221900j:plain

これ製品として売っているのでしょうか?

 

f:id:elmDCC:20220318221924j:plain

道路の白線はプリントされているようでした。
プリンターで印刷したものを貼っている?

街並みは大きめのビルが立ち並び都会的な雰囲気

f:id:elmDCC:20220318222007j:plain

f:id:elmDCC:20220318222020j:plain

f:id:elmDCC:20220318222041j:plain

f:id:elmDCC:20220318223124j:plain

f:id:elmDCC:20220318223138j:plain


この大きさのビル群を自宅レイアウトで再現するのはスペース的に厳しいので
都会的な雰囲気を走行させるならレンタルレイアウトというのも良いですね。

 

トラバーサー

f:id:elmDCC:20220318222634j:plain

f:id:elmDCC:20220318222653j:plain


トラバーサーのある車庫入り口までは通電していました。
ただしその先は通電されていません
まだ工事中のようです。

車庫の線路の複線間隔も25mmです。

f:id:elmDCC:20220318222812j:plain

トラバーサーは車輪がついていて
稼働できるようになっています。

f:id:elmDCC:20220318222831j:plain

よく見ると動力で動かせるように仕組みが仕込まれていました。

いつかトラバーサーを電動で
稼働できるようになるかもしれません。

受付で許可をもらって車両を置かせていただいて撮影しました。

f:id:elmDCC:20220318222915j:plain

f:id:elmDCC:20220318222933j:plain

f:id:elmDCC:20220318223004j:plain

f:id:elmDCC:20220318223020j:plain

f:id:elmDCC:20220318223036j:plain

西イケさんの7番線路線紹介には、
トラバーサーの電動化工事を進めているとの記載があります。

電動化したら是非また訪問してみたいと思います。

DCC交流←→アナログ直流 切替スイッチを作る

f:id:elmDCC:20220305214951j:plain

DCC交流←→アナログ直流 切替スイッチ


線路電源をDCC←→アナログ直流で切り替えられるスイッチを作ってみました。
Nゲージは主にDCCでやっていますが試験走行用に使用しているレイアウトのポイントはDCC化していません。(モジュールレイアウトのポイントはDCC化してあります。)
そのためポイント用にアナログパワーパックもし用意しています。
また車両の方も全ての車両がDCC化している訳ではなく、一部車両(2割ぐらい)はDCC化していません。
線路掃除用の機関車やレールクリーニングカーなどはアナログのままにしています。

そんなわけで必要に応じて線路電源をDCCとアナログで使い分けるようにしていましたが、その度にパワーパックの後ろに手を回してフィーダー線を付け替えするのが結構億劫でした。

そこで切り替えスイッチみたいなものって作れないだろうかとアマゾンを物色していたらこんなのを見つけました。

f:id:elmDCC:20220305214123p:plain

3ポジション ON/OFF/ONのスイッチ

まさにこんなのが欲しかった!といった感じです。
直流と交流を切り替えできるのかどうか、電気の知識もないのでよくわかりませんが
とにかくポチってみました。

到着まで少し時間がかかりましたが無事到着

f:id:elmDCC:20220305214226j:plain
分解して構造を確かめた方が良い気もしましたが1個しかないのでやめておきました。
一応テスターで確認してみたので大丈夫だとは思います。(確認はしましたがそもそも正確にテストできているのかどうかも分からない)

入れ物は100円ショップの台所用品にある3つセットで100円のミニタッパーを使ってみます。

f:id:elmDCC:20220305214336j:plain
サイズを測って少し小さめに穴を開けました。

f:id:elmDCC:20220305214400j:plain
スイッチの方にもストッパーがついていたのでしっかりとハマってくれました。

f:id:elmDCC:20220305214419j:plain

配線は後でやり直しができるようにネジ留めにしてあります。

f:id:elmDCC:20220305214541j:plain

配線は、DCC/線路給電/DCアナログ

f:id:elmDCC:20220305214635j:plain

タッパーの端に8mmのドリルで穴を開けました。

f:id:elmDCC:20220305214702j:plain

マスキングテープで表示を書いておきます。自分専用なので雑ですね。

DC(アナログ直流)とDCCの配線はオス端子
線路給電の配線はメス端子

f:id:elmDCC:20220305214748j:plain

余裕を持たせてコードは長めにしました。

f:id:elmDCC:20220305214817j:plain
実際にテストして使ってみたところ問題なさそうです。

手元で給電の種類を変えられるのはとても便利でした。
OFFにすると線路への給電は遮断されるので緊急停止装置としても機能します。

このスイッチ、地味ながら活躍してくれそうな気がします。

 

※追記2022.08.25

その後、DCCとプログラムの切り替えスイッチとして利用しています。

elmdcc.hatenablog.com

エルムメンバーの一人から配線図を教えてほしいと言われましたので、ここに記しておきます。配線図なんて書いとことないので、わかれば良しという感覚ですので悪しからず。

切り替えスイッチ配線図