今回はサウンドデータの中身を見ていきます。サウンドフローには命令文が記載されています。それがわかればいろいろとアレンジできるかもしれません。命令文はそれほど難しいものではありませんでした。ちょっとづつ理解していければと思います。
動画もご参照ください
<日本語化>
いろいろ作業する前に、画面表示が英語のままなので日本語表示化しておきます。日本製のソフトなので日本語化できるのは当たり前のように思いますが欧米系のDCCメーカのものだと日本語化対応がないのでこれは実に有り難いですね。
アプリを開いて
Tools→Settings General Language
と進んでいくと選択肢で言語が選べます。
ja 日本語
en 英語
de ドイツ語
zh-cn 中国語
日本語を選択して、アプリを閉じます。
もう一度アプリを立ち上げると日本語表記になっています。
<Floatチャート>
公式ページにあるユーザーマニュアルを読んでみました。
Floatチャートは、簡単に言えば命令書みたいなものなんですね。
命令書[.csv]に書かれいている命令を、[main.csv]から順番に実行していきます。
[.wav]は音声データです。
命令書に従って音声データを順番に呼び出して実行する。
というのが基本的なサウンドフローの働きだと思います。
<サウンドフロー>
<main>
命令の一番最初は、このmainを実行するようになってるみたいです。
サウンドフローの中身はこうなってます。
0.「F0を押したら[sf_f0.csv]を実行」
コマンド:フロー呼び出し
パラメータ1:[sf_f0.csv]
パラメータ2:F0
F0を押したら[sf_f0.csv]を実行
1.「F1を押したら[sf_f1.csv]実行」
コマンド:フロー呼び出し
パラメータ1:[sf_f1.csv]
パラメータ2:F1
F1を押したら[sf_f1.csv]実行
[main.csv]の中身は大まかな指示書のような形で書かれているようです。
パラメータ2のファンっクションボタン→パラメータ1の中身を実行せよ
と言う感じになってます。
細かい実行内容は、「パラメーター1:.CSV」を参照するように書かれています。
<パラメータ1の中身>
「パラメーター1:.CSV」の中身を見てみます。
[sf_typhon223.csv]は汽笛やタイフォンの命令が書いてあるようです。これを見ていきます。
1.
コマンド:分岐ジャンプ 「もし〜ならば」
パラメータ1:fnc==0 スイッチON
パラメータ2:START
[main]でF2を押したら「sf_typhon223.csv」を実行と命令されています。
この行では「もしF2がONになったら以下の命令をスタートする」といったことが書かれています。
2.
コマンド:音再生(再生終了まで待ち)
パラメータ1:汽笛start.wav
パラメータ2:再生回数:1
パラメータ3:終了後
2行目は「[223汽笛start.wav]を一回再生せよ」と言う命令
終わったら3行目実行
3.
コマンド:音再生(再生終了まで待ち)
パラメータ1:汽笛loop.wav
パラメータ2:リピート
パラメータ3:終了後
この行は[223汽笛start.wav]再生終了後
「[223汽笛loop.wav]をループ再生せよ」と言う命令
4.
コマンド:【ラベル】
パラメータ1:PLAY_LOOP
次の指示があるまでずっとループ再生
5.
コマンド:分岐ジャンプ 「もし〜ならば」
パラメータ1:fnc==1 スイッチOFF
パラメータ2:PLAY_LOOP
もしF2を押したままループ再生中の時、F2をoffにしたら
6.
コマンド:音再生(再生終了まで待ち)
パラメータ1:汽笛end.wav
パラメータ2:再生回数:1
パラメータ3:終了後
6行目は、「[223汽笛end.wav]を一回再生せよ」と言う命令
7.
コマンド:フロー終了
これで終わり
汽笛(タイフォン)の音は3つに分かれています。
鳴りはじめの音「in.wav」もしくは「start.wav」等
鳴っている間の音「loop.wav」等
鳴り終わりの音「out.wav」もしくは「end.wav」等
ボタンを押してる間はずっと音が鳴り続ける(ループ状態)様にするために3分割されてるんですね。
今回はサウンドフローを見てみました。
この3つの音を電車のタイフォンから機関車の汽笛の音に変更すれば それららしく鳴るかもしれません。
次回は音の入れ替えや変更を行ってみます。
※記事の内容は、個人がやってみた方法なので間違っている可能性もあります。
間違いや正しい方法をご存知方は是非コメント欄で教えていただけると嬉しいです。
<SmileSoundの音をカスタマイズしたい>
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