エルムDCC交流会

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【電子工作】KATOの踏切を点滅&音が鳴るように加工〜電子工作初心者も大丈夫!〜【レイアウト】

KATOの踏切を点滅&音が鳴るようにしたいと思います。
自分で回路を考えたりするのはできないので、市販のキットを使用することにしました。
周回するレイアウトで車両を走らせたら、車両はすぐに踏切のやってくるので以下のようなコンセプトで制作します。

・遮断器の開閉は不要!あがらなくてOK
・踏切警報音はオフにできるようにする。ずっと鳴ってるとうるさい。
・レイアウトで使いやすいように、メンテナンス性も良いような形で収納する。

今回はただ踏切が点滅して音が鳴るだけではなく、上記のようなコンセプトを基に少しカスタマイズもしてみたいと思っています。

動画はこちら

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<LED踏切音部品セット>

株式会社マイクロ電子サービスさんから、鉄道模型用 LED踏切音部品セットが販売されています。入手してみたので組み立てていきましょう。

株式会社マイクロ電子サービス

www.mes-ekit.com

丁寧な組み立て説明書が付属していました。各部品の取り付け場所などもわかりやすく解説されていますし、はんだ付けの方法なども丁寧に説明されていて、電子工作初心者でも制作できるキットだと思います。はんだ付けする部品を並べてみます。

基盤にはたくさん模様が書かれていますが、色付き部分は使用しないので、今回使用するのは半分ほどです。抵抗は2種類あります。見た目あまり違いが有りませんが、このラインの色が違います。この部品も似ていますが、足の形状が違います。青いのは無極性なので脚の向きは気にしなくてもOK黒いのは電解コンデンサで脚の長い方が(+)になります。取付時には注意が必要です。

ICソケットは切り欠きがある方に向きを合わせます。

<組み立て>

ICソケットと抵抗を、指定の場所に差し込みました。裏側は脚をハの字に開いておきます。

動かないようにテープで抑えておいて、はんだ付けします。20W程度のはんだごてで温めておいたところに、はんだを溶かして流し込むイメージではんだ付けしていきます。
はんだ付けが終わったら、脚をカットします。
他の部品も同様に差し込んではんだ付けしていきます。
黒い電解コンデンサは、脚の長い方をプラスに差し込みます。電子パーツのはんだ付けが終わりました。次はスイッチ、電源、スピーカーを接続します。スイッチには接点が3つあります。真ん中に黒いマイナス線、両サイドのどちらかに赤いプラス線を接続します。

スピーカーは8Ω0.5Wです。プラス線とマイナス線を取り付けます。電源は9V用電池ソケットです。

基盤の指定箇所に配線します。ICはソケットに切り欠きの向きを合わせ差し込みます。

<LEDの取り付け>

踏切のLEDには極小チップLEDが付属しています。キットに付属のチップLEDと配線は、必要数より多めに同梱されていました。失敗してもやり直せるので安心できます。今回は予め配線済みの赤色チップLEDを使用します。配線済みチップLEDは、秋月電子で購入しました。

基盤のここに、真ん中はマイナス、両サイドはプラスで配線します。テスト配線して動作を確認します。うまく動作しているようです。
踏切にチップLEDを取り付けていきます。

裏側を取り外します。赤色のレンズを取り出します。

余分な部分をカットします。厚みを薄くするために少し削ります。しっかり抑えて飛ばさないように気をつけながらこれぐらい削りました。

これぐらい削りました。2つとも削ってから、もとに戻します。

透明ゴム接着剤を適量塗布して

 

位置合わせに気をつけながら、チップLEDを接着します。乾燥するまでしばらく置きました。

配線をまとめて、黒色で塗装しておきます。黒色ゴム接着剤でLEDは点灯させながら、光漏れがないように裏側を接着します。

<収納ケースとカスタマイズ>

電源、基盤、スピーカーは100均のタッパーに収納することにします。
スイッチを追加して少しカスタマイズすることにします。

タッパーの裏側に基盤を固定します。穴を開けてM2ネジでネジ止めします。

タッパーの底部分にスピーカーとスイッチを追加します。

スピーカー部分とスイッチ取り付け部分に穴を開けます。音のオンオフができるように、スピーカーにもスイッチを取り付けました。

 

LEDの接点コネクターを取り付けるための穴を開けます。配線を出しておいて、コネクターをはんだ付けました。

スピーカー、スイッチ、コネクター、固定して収納ケース完成です。

LEDからコネクターへの変換を作ります。

LED配線用にユニバーサル基板を使用します。

ネクターとユニバーサル基板を接続しておきます。レイアウトボードに穴を開けて踏切の配線を通します。

踏切の配線を配線してコネクターとつなげます。これで配線は完了です。

<使い方>

基盤ケースとレイアウトは、コネクター接続です。
主電源を入れると踏切が点滅します。
スピーカースイッチを入れると音がなります。主電源スイッチオフで点滅と音を同時に切ることもできます。

レイアウトと踏切基盤が分離するのでメンテナンス性も良くなると思います。音のオンオフもできるようになり、コンセプトどおりになったと思います。

LED踏切音部品セットを使って、KATOの踏切を点滅&音が鳴るようにすることができました。
丁寧な説明書も付属しているので、電子工作初心者でもチャレンジできるキットだと思いました。
キットなので自分好みにカスタマイズできたのも良かったです。

 

次回、光る踏切をモジュールレイアウトにします。

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