エルムメンバーのTAKEUCHIさんが「KATO C56 DCCサウンド加工」記事を書いてくれました。
C56はNゲージサイズだと、かなり小さいのにDCCサウンド化までできてしまったそうです。
早速加工の手順を見ていきたいと思います。
今回の加工は難易度レベル(高)ですね。
加工する車両
車両:KATO C56(N)
サウンド:クロスヘッドサウンド工房
クロスヘッドサウンド工房さんのサウンドは良い音が鳴るので好きなメーカーです。
完成動画はこちら
※前方のダミーカプラーをZゲージ用のマグネ・マティックカプラーに交換してあります。
<車両をバラす>
ATS発電機を外しておきます(無くさない様に保管)
キャブ下に楊枝等を入れて広げます。※テンダーを外し忘れています。テンダーを離します。ライト基板を外さないと、ボイラーが取れません。デフ下(指の辺り)を摘まんで前方に引き抜きます。矢印の隙間にマイナスドライバーを差し込み上にこじって、キャブ部分を持ち上げます。前方の煙突下辺りが支点の感じで、写真の様にボイラーを上に引き抜きます。床下にある配管(左右とも)を取ります。無くさない様に保管。取り外した部品左右のランボードも取ります。ここまでに分解した写真外したライト基板は使わないので、導光プラも外します。
<配線と加工>
モーターと接続するシューを外し、リード線を半田付けして、元の位置に戻します。ヘッドライト付近に、リード線を付けたチップLEDを置きます。テンダー内にデコーダーとスピーカーを入れるので、ウェイトを削ります。
手前が削り済み。キャブ側から見た、削ったウェイト。デコーダとスピーカーを入れるので、空間確保のためテンダー上部をカットします。切り離し済みカットするとこんな感じに・・。
カットした給水部分の右側を、ボンドで元の位置に貼り付けます。
※ピンボケですみません。デコーダは長さが最短のZIMO製を使います。外向きにはみ出たリード線を、内側向きに半し直し内側に配線し直しましたが、元の写真と左右が逆向きなので、分りにくいですね。
細い線に変えてあります。取り外した部品を逆順で取付けます。モーターとヘッドライトの配線をキャブ下から引き出しておきます。テンダー内に入れる、デコーダーとスピーカーに配線を半田付けします。
この時、ボイラー部やテンダーを半田のコテ先で溶かさない様、厚紙で養生しておきます。
※C56は映し忘れのため、写真はD51を加工した時のものです。エンクロージャーは石炭山の内側のへこみを利用しますが、
空間が少ないので自作して空間を作り出しました。
カプラーはマグネ・マティックカプラーをネジ止めしています。テンダー全体はこんな感じです。
この後石炭部を取り外し、デコーダを入れ、ボイラー部からリード線を引き込み、
各々のリード線をデコーダと繋ぎます。
なおテンダーは永久連結です。
記事:TAKEUCHI