エルムDCC交流会

エルムDCC交流会はDCC鉄道模型を楽しむ会です

【DCC】アシンメトリーDCC(ABCブレーキ)の設定【自動ブレーキ】

前回、DCCで簡単自動往復運転の記事をご紹介しました。
【DCC】ABC自動ブレーキで簡易自動運転 PC無しでOK!!【Nゲージ
今回は、自動停止の設定を備忘録としてメモしておきます。

アシンメトリーDCCは自作可能!>

古い本ですが赤本にもアシンメトリーDCCの記事がありました

ご紹介したLenzのABCブレーキはアシンメトリーDCCとも言われており、ブレーキモジュールは自作することも可能なのだそうです。

サークルMT40のサイトに回路図がありました。
ブレーキ機能 (アシンメトリーDCC) について
赤本によると、1N4001 1A程度の一般整流用のダイオードを4〜5つ使用して回路図のようにはんだ付けするだけ!結構簡単にできてしまいます。
エルムDCC交流会メンバーのCCMC電気担当さんは、これを自作してモジュールレイアウトの信号システムに組み込み実験にも成功しました。
動画でも解説しています。
来週のホビセンの公開運転では、この装置を組み込んだATC信号システムのモジュールレイアウトで運転する予定です。

<自動停止の設定 ・MT40デコーダー>

前回は「自動往復」をするための設定方法でした。
今回は各種デコーダーの「自動停止」するための各デコーダーの設定をメモしておきます。

CV27 = 3 自動ブレーキの有効化
CV52 = 0  自動ブレーキ後に折り返し運転を行うまでの時間 0=無効(自動停止)
CV53 = 10 自動ブレーキ解除後の加速度
CV54 = 3 自動ブレーキ動作時の減速度
 

<自動停止の設定 ・ESU Loksound5>

ESUは設定がさらに細かく出来るみたいです。
Lenzの基本設定に基づいて設定してみます。進行方向線路の右側にギャップをいれるのを前提にする設定です。

CV27 = 2 線路左側の電圧が高い(右側にギャップ ブレーキモジュール接続)に自動停止 もしくは=3 左右どちらかの電圧が高い場合
※追記※自宅の実験では、CV27 =1でうまくいきました。デコーダーを車両のモーターに取り付ける配線が原因なのかわかりませんが、説明書とは逆になってました。
 
CV149 = 0 折り返し運転待機時間 0=折り返し運転無効
 

<自動停止の設定 ・Zimo>

クロスヘッドサウンド工房さんは、日本型蒸気機関車のリアルなサウンドのZIMO製DCCサウンドデコーダーを販売、および搭載サウンドの制作されいています。
SL好きのエルムDCC交流会のメンバーもクロスヘッドサウンド工房さんのZIMO製DCCサウンドデコーダを、機関車に搭載して楽しんでいるようです。
ZimoのサウンドデコーダーもアシンメトリーDCCに対応しています。ただしデコーダーのバージョンによって対応が違うようです。

(訳)非対称 DCC 信号による方向依存停止 (Lenz「ABC」方式) MX62: この機能は利用できず、今後の SW バージョンでは追加できません。 MX63、MX64: SWVersion 25 で機能が追加されます。 MX620: 初期バージョンで利用可能バージョン。 
CV27 =2 線路左側の電圧が高い(右側にギャップ ブレーキモジュール接続)に自動停止 もしくは=3 左右どちらかの電圧が高い場合
CV134 = 106 反応しきい値の電圧数字 デフォルト 106=0.6V 通常の条件下では適切
デコーダーのアシンメトリーDCCでの自動停止の設定は上記のようになりました。
ひとまずこれで試してみたいと思います。

<お知らせ:ホビセンイベント2024秋>

今年もやります!
ホビーセンターカトー東京2Fにて
エルムDCC交流会主催で、NゲージDCC(デジタル)モジュールレイアウト&路面電車レイアウトの
公開運転会を開催いたします!

【ホビセン2024秋 公開運転会】

<開催日時>
2024年11月23日(土)
13:00〜17:00
2024年11月24日(日)
11:00〜16:00
<場所>
ホビーセンターカトー東京 2階
入場・観覧 無料!